オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『幸福と栄光を』

Happy and Glorious, 6min

監督:ダニー・ボイル 出演:ダニエル・クレイグエリザベス女王

★★★★

概要

女王をエスコートする007。

感想

番外編その三。ロンドン五輪の開会式で流れた短編である。007が登場するだけでも大盛り上がりなのに、エリザベス女王本人が出演していてビックリ仰天した記憶がある。しかも女王にヘリから“飛び降りさせる(フリ)”という悪ふざけまでやってしまうのだから凄い。この件をダニー・ボイルから説明されたクレイグは「からかわれていると思った」そうだが、気付いたら宮殿にいたのだとか。二匹のコーギーが非常に可愛い一作だが、ボンドはいつもよりこころなしか緊張しているように見えた。

三十郎氏は東京五輪を一切見ていないので(招致そのものや開催の是非、あるいは膨れ上がる予算ではなく内容について)とやかく言うつもりはないが、紆余曲折を経て“幻のプラン”となったと言われる開催式の演出だったとしても、“世界に通用するコンテンツ力”の面で英語圏の作品には絶対に敵わなかっただろう。これは日本のコンテンツが悪いというよりも、イギリスとアメリカが強すぎる。近年は韓国のエンタメ業界の海外進出が著しいように見えるが、大衆娯楽という意味では言語障壁が大きいのも事実だろう。もっとも、国内市場がそれで守られているという面もあるのだろうし(三十郎氏とは逆に洋画は全く観ないという人もいる)、正解はよく分からない。

開会式の中で最も印象的な、非常に面白い演出ではあったものの、スタジアムに入場したエリザベス女王の背後にトーマス・バッハが写り込んでいてムカつくのだけが難点である。

ついでに、もう一つの大きな見せ場だったMr.ビーンも。Youtubeの視聴回数は、なんとこちらがダブルスコアの圧勝となっている。強いな、ビーン