オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『ジュラシック・リボーン』

Terrordactyl, 98min

監督:ドン・ビターズ3世、ジェフ・ライスナー 出演:ジェイソン・トバイアス、キャンディス・ニューンズ

★★★

概要

宇宙からプテロダクティルスが攻めてくる話。

短評

「宇宙から」という設定に意味を感じられないモンスター系パニック映画。恐竜が復活する理由を特に思いつかず、「宇宙からの侵略ならば合理的な説明は必要あるまい」というノリで作られているような気がした。ついでに「実は隕石は恐竜の卵だったのだ!」という設定まで盛れて一石二鳥(?)である。明らかにポンコツ映画ではあるのだが、CGのクオリティは(あくまでB級映画としては)悪くないし、ヒロインは美人だし、ところどころ笑えるしで、退屈はしなかった。

あらすじ

ロサンゼルスで造園業をしているジョナスとラースの二人。彼らが毎週末通っているバーにはジョナス憧れの店員キャンディス(キャンディス・ニューンズ)がいるのだが、自分に自信の持てないジョナスは彼女を誘えずにいた。しかし、隕石落下のニュースで饒舌になるキャンディスを見たジョナスは、落下した隕石を探しにいくことに決める。見事に隕石を見つけたジョナスが早速キャンディスに披露しようと彼女の自宅に向かっていると、空からプテロダクティルスが襲い掛かってくる。

感想

発見した隕石が卵だったのでジョナスたちは襲われるわけだが、一応はロサンゼルス全体が襲われているという設定である。恐らくは予算不足が原因だとは思うが、ジョナス、ラース、キャンディス、キャンディスのルームメイト・ヴァレリービアンカ・ハーゼ)、バーの常連客サンプトンの5人くらいしか存在しないような世界観であり、あまりパニック感はなかった。ところどころ街が破壊される描写はあるものの、基本的にはミニマムな戦いに徹している。車で恐竜から逃げるシーンにおける“車内描写比率”の高さが、それを象徴していたと言えるだろう。

プテロダクティルスの“餌”として攫われてしまったラースを救出するため、得意の工作スキルを活かして武器を作るラース。この火炎放射器のビジュアルは、明らかに『ゴーストバスターズ』のオマージュだろう。なお、見た目こそ派手で頼りになりそうな火炎放射器だが、ただの威嚇にしかなっておらず、“串刺し”の方がよっぽど攻撃力が高かった。キャンディスの“星条旗アタック”だが、あれだと旗に血がついていないのはおかしいだろう。

ヴァレリーは月に一度、大家のヴィンスと関係を持つことで家賃代わりとしている。ロサンゼルスの家賃相場は高いそうなので、月に一度ならば“割の良い仕事”ではあるのだろう。彼女がキャンディスに対して「まだ家賃なんて払ってるのね」と当然のように話すのが可笑しかった。ヴィンスはハゲデブなのだが、ヴァレリーはハゲジジイのサンプトンにすら誘いをかけるようを好き者なので、これは苦にならないか。なお、行為の直前にプテロダクティルスの乱入を受け、サンプトンは他の何よりも「もう少しだったのに!」という悔しさを吐露している。分かるよ、その気持ち。三十郎氏も悔しい。とっても悔しい。

ちゃんと家賃を払っているキャンディス役のキャンディス・ニューンズは、とっても可愛いのに本作が最後の出演作となっているようである。これは現実においても“誘い”を断った結果なのか。それとも、顔は可愛いが、スタイルが“ずんぐり”気味だったのが原因か(これも嫌いではない)。『ポセイドン・レックス』という恐竜映画にも出演しているようなので、機会があれば観てみたい。

キャンディス宅が襲撃を受け(ここでジョナスがプテロダクティルスを燃やして攻撃したことから相手を「バーベキュー」と命名)、四人でサンプトンの家に避難する。安全な場所として彼の家を提案したのはキャンディスなのだが、果たして、彼女はどうして住所以外の情報を知っていたのだろうか。実は誘いを受けたことがあったのか。バーでサンプトンの話を延々と聞かされただけなのか。

ジョナス役のジェイソン・トバイアスが、角度によってはリオネル・メッシに似ているように見えた。メッシもどちらかと言えばナード顔である。

エピローグのトーク番組に出演している天文学者(?)のテレサヴィクトリア・サマー)がとってもミニスカだった。視聴者は気になって仕方がないに違いない。