オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『ファイトクラブ・レディズ』

Female Fight Club, 90min

監督:ミゲル・A・ファーラー 出演:エイミー・ジョンストン、ドルフ・ラングレン

★★★

概要

ドキッ!女だらけのファイトクラブ(ポロリはないよ)。

短評

ブラック・ウィドウなどのスタントダブルとして活躍しているエイミー・ジョンストン主演のアクション映画(『スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』を観れば詳しい活躍が分かるのかも)。彼女のスピーディかつダイナミックな動きは確かに凄いのだが、ブルース・リーのようにそれ単体で映画を成立させてしまうレベルにはなく、普通に退屈なB級映画だった。なお、ドルフ・ラングレンは完全な“釣り要素”である。

あらすじ

ラスベガスの地下闘技場で行われる女性格闘大会で、“ビースト”を怖れられる強さを誇っていたレベッカエイミー・ジョンストン)。既に戦いの世界から足を洗い、保護犬の里親探しに従事する彼女だったが、妹ケイト(コートニー・パーム)から病気の娘リリー(レクシー・コーカー。成長が早いな)のために金が必要なのだと頼まれ、彼女のトレーナーを務めることにする。

感想

妹ケイトだけでなく彼女のジム仲間の三人も鍛えるレベッカモハメド・アリ気取りの黒人ウィンター、小柄なスピード型ギャビー(ジャネット・サマノ)、顔は可愛いが全身タトゥーが怖いベトナム系リン(レヴィ・トラン)の三人である。「戦わずして制圧せよ」と戦略の重要性を強調するレベッカだったが、四人の内、一回戦を突破したのはケイトのみである。トレーナーとしての才能には恵まれていないようだった。

唯一の二回戦進出者であるケイトが何者かに襲われ、代理として出場することになるレベッカ。滅茶苦茶な話だとは思うが、地下格闘技なんてそもそもが滅茶苦茶な世界なので、ルールはあってないようなものだろう。ここでのクレア(ミシェル・ジュビリー・ゴンザレス)戦が最大の見所となるはずが、なんとレベッカが「確実に稼げる方法」を選び、なんとも消化不良な一戦に終わってしまった。彼女との場外戦的リマッチもあるものの、時間を掛けた“決戦”にはなっておらず、せっかく動けるのに持てる能力を十分に活かせていなかった印象である。

パッケージ写真でエイミー・ジョンストンよりも遥かに大きな面積を占領しているドルフ・ラングレンだが、彼の活躍具合は芳しいものではない。刑務所で囚人と戦う場面がありはするものの、年齢的に素早く動くことはできず、かと言ってパワーで対抗するような演出もしてもらえていなかった。「一応アクションシーンを用意しておきました」感がありありと出ている。

三十郎氏はラングレンに釣られたというよりも、むしろ『ゾンビーバー』の“おっぱい要員”として活躍していたコートニー・パームが目当てだった。なお、彼女が本作で脱ぐことはなく、格闘シーンでも他の出演者より明らかに動けていなかった(それでも彼女だけが勝つ)。代わりにレベッカが脱いで、元カレとリングで交わる場面があるものの、おっぱいは見えない。リングというシチュエーションを活かした体位も少なく、背筋が綺麗な以外はサービスになっていなかった。

刺客(ブリアナ・マリン)にケイトを殺され、復讐の鬼と化すレベッカ。彼女は「これは復讐ではなく正義」とのキメ台詞で戦いを締めくくっていたが、それを「復讐」と言うのでは?

スパーリング中にウィンターがギターを、対戦中にランドンがピアノを弾いたりして、“セルフBGM”をつける演出は好きだった。

ファイトクラブ・レディズ

ファイトクラブ・レディズ

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