オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『木曜日に抱かれる人妻』

En tu piel(7:20 Once a Week), 75min

監督:マティアス・ビゼ 出演:エヴァ・アリアス、ホスエ・ガレロ

★★

概要

ダブル不倫カップルの情事と別れ。

短評

開幕セックスのドミニカ製桃色映画。映画のほとんどが交合とピロートークで構成されているヤリ部屋密室会話劇の二人芝居であり、桃色映画ならぬ肌色映画と言ってもよいかもしれない。最終的に物悲しい雰囲気を演出して(桃色映画の割には)高いドラマ性を有しているかのように思えるが、不倫カップルの繊細微妙な心中なんて「そんなもん知るかっ!」である。では何故本作を観たのかと言えば、当然におっぱいである。ヒロインは非常に美人であり、天然っぽい大きめの乳輪をしているのに、揺れず、流れず、常に真っ直ぐ前を見据える硬そうなおっぱいであった。

あらすじ

激しく交わる一組の男女。事後、互いの素性をよく知らぬ二人は、男の「また会える?」に対して女が「いいえ」と返す。しかし、二人は後日また同じ部屋で激しく交わる。男の名はマヌエル。女の名はフリア(エヴァ・アリアス)。互いに結婚している二人は、深く惹かれ合っていく。

感想

不倫ものである。一晩だけの関係のはずが、毎週一度会うようになり、結局別れる。阿呆みたいな話である。本作を観て「分かるぅ~」なんて言ってしまう人がいれば(そもそも観る人が少ないだろうが)、その人を真剣な相手に選ばないようにだけは注意されたい。二人は情熱的に盛り上がるが、男が「妻ともずっと一緒にいたいと思ったんだけどなあ」と述懐しているように、ずっと続かないのは最初から目に見えている。また、別れの直接の契機となる「夫は子供が欲しいのに私を愛してくれてる。やっぱり夫の方がいいわ」という不妊女の自省風自慢を聞けば(この話が出た時は夫が外で子供を作っているのかと思った)、ただただ寝取られ夫が気の毒に思えるに違いない。

気の毒な寝取られ夫とは対称的に、悲劇的に女にフラれた風を装っている男はラッキーである。女の友人の部屋をヤリ部屋として利用し、ホテル代すら払うことなく美女とヤリまくりである(女体盛りまで楽しんでいる)。その上、気持ちが冷める前に向こうから別れてくれるのだから、冷静に考えれば願ったり叶ったりの展開である。自分の妻にもバレず、楽しむだけ楽しんでサヨウナラ。いい思いしやがって、ちくしょう。

「3時間も待ったぞ。連絡しろよ。旦那とヤッてたのか(プンプン」と怒る男に対して、「あなたを忘れたくて金髪ヒゲ男に抱かれたの」と告げる女(夫が裏切られ過ぎ。女が不妊なのではなくて夫が不能なのか)。これを聞いた男が発情し、シャワールームの床に押し倒して今まで以上に激しく交わる。素質あるよ。自分が美女とよろしくやるだけでなく、自分の妻にも不倫されればいいと思う。

フリアを演じるエヴァ・アリアスは、2010年のミス・ドミニカとのこと。なるほどそれは美人なはずである。しかし、その美しい彼女がフルヌードと大胆な濡れ場を披露しようとも、おっぱいが硬そうでは有り難みも薄れる。期待値の高い外見をしているだけに(おっぱいの硬さ以外はパーフェクト級)、メグ・ライアンのガッカリおっぱいよりもガッカリである。彼女は映画が始まった瞬間から脱いでいるため、こちらは期待に胸を踊らせて楽しむこともできない(彼女の硬そうな胸も踊らない)。三十郎氏にとってはおっぱいのみが目的の一作なのだが、そのおっぱいが残念だった。スタイル抜群の美女が本当に皆スタイル抜群というわけではないという悲しい事実は、二人の別れよりもずっと悲しく三十郎氏の胸を抉る。

木曜日に抱かれる人妻(字幕版)

木曜日に抱かれる人妻(字幕版)

  • 発売日: 2019/02/02
  • メディア: Prime Video