オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『スキャンダル 愛の罠』

La Gabbia(The Trap/Dead Fright), 101min

監督:ジュゼッペ・パトローニ・グリッフィ 出演:ラウラ・アントネッリ、トニー・ムサンテ

★★★

概要

かつてヤリ捨てした女に復讐される話。

短評

少々熟しすぎて“ヴィーナスの体”と称えるのが厳しくなったラウラ・アントネッリ主演のエロサス。44才にしては体型を維持していると思うし、顔は綺麗なので、熟女の豊満な肉体を愛する諸氏には堪らないかもしれないが、三十郎氏には若い二人(+役名なしの一人)の裸の方が魅力的だった。オールバック且つショートカットの髪型がおばさん臭いのも厳しい。ストーリーは褒められる箇所がないほどに酷いものだが(伏線っぽい会話も回収されない)、滅茶苦茶であるが故にどうでもよくなって、楽しく笑うことができた。ちなみに、音楽エンニオ・モリコーネ、脚本ルチオ・フルチという謎の豪華さである。

あらすじ

広告業界で働くマイケルが、若い頃に関係を持ってヤリ逃げしたマリー(ラウラ・アントネッリ)と偶然に再会する。久々の再会に燃え上がって関係を持つ二人だったが、マイケルが目覚めるとベッドに拘束されていた。マリーが告げる「今回は逃さないわよ」

感想

雄に飢えたサイコ熟女と化した熟マリーは怖いが、若マリーも大概である。若マイケル(こちらは熟マイケルが髪を黒染めして顔がおっさんのまま出演)が納屋で女性とソフトSMを楽しんでいるのを覗き、誘われて逃げるも、ホテルのエレベーターで待ち伏せされて唐突におっぱいを吸われる。その場から再度逃げるも、翌朝自らマイケルの部屋を訪れて関係を持つ。とんだ変態娘である。ヤリ捨てされたことに気付いたマリーが納屋を燃やして、それが現代編の復讐の炎と重ねっている演出が良かった。

かつての変態娘の血を引く娘ジャクリーヌも負けてはいない。拘束されたマイケルを母が(性的に)攻める姿を覗きながら、彼女は自慰行為に耽る。母も負けじとマイケルに自慰行為を見せつける。とんだ変態母娘である。彼女たちがマイケルを巡って仲間割れを繰り広げている間に、闖入者が勝手に事態を打開してくれるというとんでも展開の映画だった。恐らく解決したのだとは思うが、投げっぱなしに近いラストシーンの唐突感も凄い。

若きマリーを演じるクリスティナ・マルシラック。マリーの娘ジャクリーヌを演じるブランカ・マルシラック。似ていると思ったら姉妹である。彼女たちはヴィーナスとまでは褒められないが、暗い場面以外ではランジェリーの力に頼っているラウラ・アントネッリの代わりに張りのある魅力的なおっぱいを披露していた。やはり若さは正義である。三十郎氏は経年変化の味を理解できるほど経験を重ねていない。古い方が良いのはウイスキーくらいである。そう言えば、マリーがロンググラスを使った珍しいウイスキーの飲み方をしていた。

再会した二人が燃え上がって交わる時に服を脱ぎ捨てていくシーンがスローモーションで、思わず笑いを堪え切れなかった。熟してしまったラウラが三十郎氏のジョニーに訴求することはなかったものの、彼女がストッキングを脱ぐシーンは素敵で、やはり三十郎氏は脱衣に興奮するのだと再認識した。ジャクリーヌが服を脱いでマイケルの顔を拭くシーンも凄く良い。この性癖そのものは理解していたが、未だに理由は分からない。残りの人生を掛けて探りたいと思う。

スキャンダル 愛の罠 (字幕版)

スキャンダル 愛の罠 (字幕版)

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