オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『チャーリーズ・エンジェル』

Charlie's Angels, 98min

監督:マックG 出演:キャメロン・ディアスドリュー・バリモアルーシー・リュー

★★★

概要

三人の女探偵が雇い主を救う話。

短評

2014年の『アニー』をもって女優業を引退してしまったキャメロン・ディアスだが、本作が公開された2000年の前後は、正に彼女の時代であったと記憶している。眩しいまでに輝いていた。20年が経過した今観ると強烈にダサいシーンも多いのだが、それが却って懐かしさを感じさせて楽しかったりもする。キャメロン・ディアス、フォーエバー。「Good morning, angels.」「Good morning, Charlie!」の響きはいつまでも忘れない。

あらすじ

ナタリー(キャメロン・ディアス)、アレックス(ルーシー・リュー)、ディラン(ドリュー・バリモア)の三人は、ボスレー(ビル・マーレイ)と共に“チャーリー”のもとで働く女探偵である。タイプの違う三人だが、共通点は頭の切れる美人だということ。彼女たちに課せられた新たな任務は、誘拐されたIT企業創設者ノックス(サム・ロックウェル)を救い出し、盗まれたソフトウェアを回収することである。

感想

「当時はこれをクールに感じたのだろうか?」と疑問に思うようなダサいタイトルバックに一抹の不安を覚えるものの、『マトリックス』の影響を受けたと思われるワイヤーアクションは普通に格好よかったりする。物理法則を無視した動きがリアリティ皆無な世界観にマッチしているような気がして、「これはこれであり」という感じ。ストーリーもキャラクターもバカバカしさが楽しいので、アクションもそれに準じていた。見せ場を先に考えて、それに合わせたような展開なのはご愛嬌ということで。

マトリックス』を意識するのは構わないが、1年しか経っていないのに潜入シーンでほぼ『Spybreak!』なBGMをそのまま使うのはやり過ぎではないか。パロディネタだとボスレーが独房で壁とキャッチボールするシーンが好きだった。ヒルツは簡単そうにやっていたけれど、意外と難しいのだな。部屋で真似すると隣人に怒られますよ。

かつては「どうして一人だけツリ目のブスが混ざっているんだろう?」と失礼な感想を抱いたルーシー・リュー。今も好みではないが、整った顔の美人だと認識できるようになった。当時は今ほど人種的配慮に基づくキャスティングが声高に叫ばれていなかったはずだが、彼女の起用は監督にアジア趣味があったのからなのだろうか。他にもアジアン(風)マッサージや日本建築でのパーティーといったアジア要素が見られる。

最も目を奪われるのはキャメロン・ディアスのなが~い脚なのだが、ドリュー・バリモアの胸元もなかなかのものだった。彼女がバックリ胸元の開いた服で色仕掛けするベタなシーンが好きである。こういうお色気が健全で楽しい。彼女が全裸で転がっていくシーンは暗くて速くて分かりづらいが、多分見えていないと思う。

民族衣装(ディアンドル)、男装、全身白タイツなどなどのコスプレのオンパレードである。これはコスプレではないのだが、ナタリーのヘソ出しルックは懐かしすぎてコスプレ感があった。

三人のエンジェルたちに負けず劣らず強烈な印象を残すのが、クリスピン・グローヴァー演じるヤセ男である。キモい!あの髪の毛フェチみたいな設定は必要なのか。いや、必要なのだろう。見た目だけでもキモいが、あの設定のせいでキモさ倍増である。彼は何も語らないのでどういう男なのか分からないが、凶悪なまでの気持ち悪さだけを鮮烈に残していくキャラクターだった。

昨年ルーシー・リューがウォーク・オブ・フェイムに名を刻んだ時の三人の近影。映画の中の仲間が映画の外で仲良くしていると本編のイメージも良くなる。本編のプロモーションがとっくに終了した後の話だと尚更である。

 
 
 
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チャーリーズ・エンジェル(字幕版)

チャーリーズ・エンジェル(字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video