オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『ザ・ボディヒート 美魔女の甘い肉体』

Blue Seduction, 90min

監督:ティモシー・ボンド 出演:エステラ・ウォーレンビリー・ゼイン

概要

元スター歌手の男と美貌の新人歌手の女。

短評

三十郎氏は、「絶対につまらない」と確信しているにも関わらず、パッケージの美女に釣られてエロサスを観ることを止められないという十数年来の悪癖から抜け出せずに苦しんでいる。本作の美女はエステラ・ウォーレンである。かつてティム・バートン版『猿の惑星』において、そのわがままボディで三十郎少年を虜にした美女である。これは釣られておくのが義理というものである。案の定全く面白くない、を悠に通り越して恐ろしくつまらない。しかし、そこまでは想定内である。想定外だったのは、大してエロくないということ。これは由々しき問題である。

あらすじ

スランプに苦しむ元売れっ子歌手のマイク(ビリー・ゼイン)。彼に売り込みをかけてきた新人歌手のマティ(エステラ・ウォーレン)は、抜群のスタイルと美貌の持ち主である。テスト・レコーディングの後、マイクには愛する妻ジョイス(ジェーン・ウィーラー)がいるので「この後はホテルに帰ってシャワーを浴びて寝るだけだよ」とマティに告げるが、それに対して「付き合うわよ」と積極的なマティ。起こる事が起こる。そして、起こる事が起こる。

感想

結論から書こう。エステラ・ウォーレンのおっぱいは見られない。シャワー中のすりガラス越しや下着を通して、その大きな存在を感じさせることで三十郎氏の目を悦ばせてくれるものの、大事なところは一度も見られない。この時点でエロサス失格である。それもそのはず。本作はテレビ映画として制作されているので、そもそもおっぱい目的で観るのが間違っていたのである。あー、やってしまった。観る前に調べるべきだった。

エステラ・ウォーレンのおっぱいが見られないとなると何が残っているのか。何も残っていない。終盤にマティが突如サイコビッチ化する展開と笑撃の結末だけは笑わせてもらったものの、本編となるスリラー自体は「浮気がバレるかも」程度の話でしかない。しかし、それすらもまとも描く気は一切ないらしく、スリルがどこにもない。エロもスリルもない。これではエロサスと呼べない。あってないようなストーリーですら破綻しているというのは、ある種の凄みを感じさせるレベルである。

本作制作時のエステラ・ウォーレンはまだ30才そこそこなので、“美魔女”と呼ぶのはいかがなものかと思う。エッチなお姉さんである。マイクの妻ジョイスも大きなものをお持ちなので熟れた身体が好きだという紳士には堪らないだろうが、やはり若くてブロンドのセクシー美女に勝るものはない。エロは明らかに物足りないが、下着姿だけでもセクシーなものはセクシーである(特にコートの下が下着の痴女ファッションが良い)。義母が入院したという一報を受けたマイクが、即座に「今夜は妻が帰ってこないから」とマティに連絡するシーンは笑える。気持ちは分かるが少しは抑えろ。

しばらくマラソン企画をしていないのでエロサス・マラソンでもやってみようかと思ったが、考えてみれば三十郎氏の人生はスローペースのエロサス・マラソンを続けているようなものである。これからも三十郎氏は騙され続けるのだろう。「絶対に後悔するからやめておきなさい」という良心の忠告をジョニーが振り切るのだろう。しかし、仮に騙されなくなったならば、それはそれで男として枯れてしまったようで悲しい気がするのである。

ザ・ボディヒート 美魔女の甘い肉体(字幕版)

ザ・ボディヒート 美魔女の甘い肉体(字幕版)

  • 発売日: 2018/08/08
  • メディア: Prime Video