オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『暴走特急』

Under Siege 2: Dark Territory, 99min

監督:ジェフ・マーフィー 出演:スティーヴン・セガールキャサリン・ハイグル

★★★

概要

最強のコックが乗る列車をジャックしてしまったテロリストの悲劇。

短評

原題を見れば一目瞭然だが『沈黙の戦艦』の続編である。セガール主演作の『沈黙の〇〇』という映画は『キューブ』のタイトル詐欺シリーズの如く大量に存在するが、本作こそが正当かつ唯一の続編である。ライバックがあまりに強いのでハラハラすることはないが、終盤のミニチュア撮影を筆頭に迫力あるシーンが揃っている。

あらすじ

ビーチで日光浴する女性のおっぱいを盗撮する望遠能力を持ち、更に局地的な人工地震を引き起こす能力までもを有する人工衛星。そんな危険な兵器がテロリストに乗っ取られてしまった。テロリストたちは特急列車をジャックして拠点にし、広州への攻撃を成功させ(攻撃対象がアメリカ国内ならバッドエンド級の攻撃なのに、中国なので演出がショボい)、巨万の富を築く。あとはワシントンDC攻撃して合衆国政府に恨みを晴らせば任務完了のはずだったが……、彼らがジャックした列車には最強のコック、ケイシー・ライバック(スティーヴン・セガール)が乗車していた。

感想

セガールの安心感である。車内で異変が起こり、乗客名簿にケイシー・ライバックの名前を発見した時のテロリストたちの焦り方と言ったら!「ライバックが乗ってる?……やべえ」と空気が一転するシーンがとても愛おしい。ライバックを敵に回した時点で負け確定なのに、彼の姪サラ(キャサリン・ハイグル)を人質に取るのは悪手でしかない。退き際を誤ると酷い負け方をする。軍部も「ライバックが乗ってる?」の時点で爆撃なんて諦めて、彼に全て任せてしまえばよかったのに。結果的にそうなるわけで。

今回もラストバトルはナイフ戦である。ここでもライバックは余裕しゃくしゃく。敵がナイフを持ちライバックが素手という状況でも、「ふ~ん。それがどうした?」みたいな表情で距離を詰めるシーンは、格好いいを通り越して笑ってしまう。一体なんなんだよ、あんたは!

悪役は少しショボくなった感があるが、アクションはパワーアップと言ってもよいだろう。ラストの正面衝突のシーンはとても迫力がある。ミニチュアでの撮影だと思うのだが、セット撮影のシーンとの繋ぎや合成も上手くいっていた。人工衛星のCGだけはサメ映画レベルである。

バーテンのケリー(サンドラ・テイラー)という女性がやけにセクシーなのだが、前作のミス・ジュライのようにセクシーな役どころではない。おっぱい担当は別の乗客の女性である。「ミス・〇〇」の称号があるのかは分からないが、彼女もPLAYBOY誌で脱いでいるそうである。

Under Siege 2: Dark Territory (字幕版)

Under Siege 2: Dark Territory (字幕版)

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