オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『ピラニア3D』

Piranha 3D, 98min

監督:アレクサンドル・アジャ 出演:エリザベス・シューアダム・スコット

★★★

概要

地震で復活した古代ピラニアがパリピを食べる話。

短評

やはりアレクサンドル・アジャの映画はこうでないと。流血こそが彼の持ち味である。ピラニアたちは単体としての攻撃力が低く、サメのように“ピョンと飛んでパクッ”ができない。従って、標的に対して執拗なまでに群がり、肉を“噛みちぎって”いく。痛い痛い。攻撃を受けた後の残骸も酷い有様である。グロいグロい。

あらすじ

アリゾナ州の(実在しない)ヴィクトリア湖で春のフェスティバルが開催中である。水着美女たちが、尻を振り、乳を放り出す。そこをピラニアが襲って大混乱という話である。いかにもB級パニック映画なストーリーだが、セットがしっかりしていてエキストラも多く、ちゃんとパニック感が出ている。

感想

噛みちぎられた肉の残骸が最大の見所である。その傷跡は生々しく、おびただしい量の血が流れる。三十郎氏は綺麗にスパッといく切断系のグロも好きだが(ワイヤーで身体が真っ二つの美女が、しっかり水着も切れておっぱいがお目見えするのは笑える)、本作のように肉片が残っているとエグさがヤバい。死んでないからこそ痛いのである。

イーライ・ロスが美女のTシャツに水を浴びせてスケスケにする美味しい役で出演している。彼はボートに頭を潰されるという雑で美味しい死に方をする。本作のグロは生々しく痛々しいのだが、ノリが軽くて笑えるのである。決して「ギャァァァやめてぇえええ!!!」とはならず、「いいぞもっとやれ!」のノリでピラニアが大活躍する。『シャークネード』シリーズにも共通する、一匹は弱いけど大量に湧いてくる系のパニック映画である。ホラー映画でないので、タメは要らないのである。パリピなんてやられしまえばいい。

主人公ジェイクが撮影に同行するポルノ映画には、おっぱいのある魚や空飛ぶボインが登場する。全裸の美女二人が水中で戯れる姿は大変に眼福である(彼女たちは異常に息が長いので本当に魚なのかもしれない)。日本の桃色映像業界の守備範囲の広さにはいつも感心しきりだが、アメリカの桃色映像業界も別の方向に守備範囲が広い。空飛ぶボインなんてよく思いつくものである。交わるシーンもないので、もはやポルノなのかどうか分からない。おっぱいが出てくれば何だって興奮できるのか。これに興奮できない男は、きっと雄として下等なのだ。ちなみに、ローラちゃんに「Nice boobs」と褒められるダニーを演じるケリー・ブルックは一般の女優で、相方のクリスタル役ライリー・スティールは本職の桃色女優である。どうりで後者はおっぱいが硬そう。

美女二人が陰茎を奪い合う光景は男の夢だが、引きちぎられた陰茎をピラニアが二匹が奪い合う光景は悪夢的だった。

3D版の収録されたBDも販売されているようである。ピラニアよりもおっぱいが飛び出せばいいのに。1978年のオリジナル版も配信してくれないだろうか。

ピラニア (字幕版)

ピラニア (字幕版)

  • 発売日: 2017/06/16
  • メディア: Prime Video