オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『ホールド・ザ・ダーク そこにある闇』

Hold the Dark, 125min

監督:ジェレミー・ソルニエ 出演:ジェフリー・ライト、ライリー・キーオ

★★★

概要

子供を殺した犯人を追う話。

短評

グリーンルーム』のジェレミー・ソルニエ監督によるNetflixオリジナル映画。狼の話なのかと思いきや内なる狼みたいな話で、全くもって意味不明なのだが、ネオナチよりも意味不明にヤバそうな連中が湧いてきて笑ってしまった。劇中に「理由があっても我々には理解できない」みたいな台詞が出てくるので、そういう系統の映画なのだろう。本当に意味があるのかどうかは分からないが。雰囲気は好きである。

あらすじ

狼についての本の著者ラッセル(ジェフリー・ライト)にアラスカから一通の手紙が届く。差出人は息子を狼に拐われたという母メドラ(ライリー・キーオ)で、彼女は「息子は死んでいると思うが、犯人の狼を殺してほしい」と頼む。捜索を開始したラッセルだったが、予期せぬ場所で遺体を発見することになる。

感想

話は全く意味が分からない。「こいつら、一体何なんだよ」と大変に混乱する。「???」と疑問が浮かぶのを通り越えて、途中から何も考えなくなるレベルである。終始重苦しい不気味さが全てを支配しているが、話が分からなすぎてズシンと来ることはなかった。この儀式めいた殺人は、村単位の秘密なのか、スローン夫妻の問題なのか。そもそも何をやっているのか。さっぱりである。ただ、狼の子殺しという行動を人間に重ねていることだけは間違いないと思われる。人間社会のルールを超えた生き物の世界なのだろう。そう考えると、妙に乾いた流血シーンもなんとなく納得できる気がする。

アラスカまで来てくれたラッセルに「払えるお金がないの」の告げるメドラ。ラッセルは「構わない」と言うが、その夜、顔の見えない全裸のメドラがラッセルの布団に潜り込む。三十郎氏がおっぱいばかり見ていて顔を認識できていないだけかと思ったら、彼女は不気味な仮面をつけていた。顔が見えないのは三十郎氏が助平なせいではなかった。「これは身体で払うということかな?」の下心をピョンピョンと踊らせていると、メドラはラッセルの手をおっぱいでも股間でもなく自身の首に導く。きっと彼は据え膳を食べなかっただろう。三十郎氏もあの状況で食べる自信はない。しかし、ライリー・キーオのおっぱいは素敵である。そして、出てくるとだいたい脱ぐのも素敵である。

派手な流血があり、謎を中心に話が進むものの、本作はスリラーやミステリーではない。考えてみても闇に飲まれて謎が深まるばかりのドラマである。

Hold the Dark: Now on Netflix (English Edition)

Hold the Dark: Now on Netflix (English Edition)

  • 作者:William Giraldi
  • 出版社/メーカー: No Exit Press
  • 発売日: 2014/12/18
  • メディア: Kindle