オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『ウェット・ホット・アメリカン・サマー:キャンプ1日目』

Wet Hot American Summer: First Day of Camp

監督:デヴィッド・ウェイン 出演:ブラッドリー・クーパーポール・ラッド

概要

1981年のサマーキャンプ一日目。

感想

映画版『ウェット・ホット・アメリカン・サマー』から14年の時を経て、Netflixが復活させてしまったドラマ版である。舞台となるのは同じサマーキャンプで、映画が最終日だったのに対し、ドラマは初日。そして、なんとキャストが同じである。

みんな老けてる!!!

ピチピチプリプリのブラッドリー・クーパーは何処へ。綺麗に剃っても青髭の跡が隠しきれなくなっている。しかし、彼はマシな方である。主人公格のクープを演じているマイケル・ショウォルターなんて太り過ぎて、本人であると認識するのに十秒ほどを要する。彼のせいでキャストがそのままという感動が薄れるレベルである。他のキャラクターたちも順当に老けているのだが、劇中でエイミー・ポーラーが「私は16才よ」と言い張るように、そこにツッコむ者は誰もいない。この世界の中では彼らはティーン・エイジャーのままなのである。なんたる違和感!このシュールさだけでも一見の価値がある。

この違和感も話が進む内に慣れてくる……ということは一切ない。最後までシュールなままである。そもそも時間が経過するだけ進むような話もない。この辺りも映画版の雰囲気そのままである。男が女に「あなたはいい人だけど」とフラれるのも映画と同じである。

前作で明らかにされなかった驚愕の設定が次々と飛び出してくる。寝ていない男はいないレベルの尻軽だったアビーは、キャンプ初日にはまだ男子を憎む少女の姿で、彼女が初潮を迎えると映画版の姿に変身してトイレから出てくる。他にも喋る缶の正体が分かったり、ベトナム帰還兵がベトナム帰還兵ではなかったりする。映画版ではポール・ラッドと過激なディープ・キスをするだけのちょい役だったエリザベス・バンクスは、実は指導員ではなく24才の潜入記者だっとことが判明する。道理でティーン・エイジャーには見えないわけである。24才にも見えないけど。

帰還兵役のクリストファー・メローニジョン・ハムと戦うシーンが好きだった。彼らは顔が似ている。ただそれだけである。

どう考えても出オチなのに、最後まで楽しく見られたのは大したものだと思う。

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