オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『スウェアネット:ザ・ムービー』

Swearnet: The Movie, 111min

監督:ウォーレン・P・ソノダ 出演:ロブ・ウェルス、マイク・スミス

★★

概要

テレビの企画がポシャった阿呆たちが自前のネット放送局を立ち上げる話。

短評

史上最も多くFUCKという言葉が使われた映画である。その数なんと935回。1分当たり8回以上、約7秒に1回のペースでFUCKという言葉が発せられている。記録更新のためなのか、EDロールでもFUCKを連呼している。本作の登場人物たちは、“Fuck”又は“Fuckin'”の含まれていない文章を口にすると、全身にブクブクと水ぶくれができて爆発する呪いを掛けられているのである。そんな設定はないけれど、きっとそうだ。

あらすじ

『トレーラーパークボーイズ』というカナダのテレビ番組(こちらもNetflixで配信中)の出演者たちが、新作を作れなくなり、自前のネット放送局“スウェアネット”を始めるというのが一応の筋である。三十郎氏はこの番組を知らないが、基本的にはひたすらFUCKを連呼しながらバカをやっているだけなので、特に問題はなかったように思う(本当は番組のファン向けの映画なのだろうけど)。

感想

ネット放送局スウェアネットで何をするかと言えば、夫婦喧嘩を配信し、スウェアマンの(貧弱な)陰茎を露出し、LSDをキメてレースに参加する。そこには戦略もなければ、内容にも特に脈略はない。場当たり的に何でも配信するだけである。笑えるものもあるし、笑えないものもある。全てはノリと勢い、そして下ネタとゲロである。

ノリとしては『暴走!ターボ・バスターズ』などに似ているが、予想の斜め上を行くような衝撃はなかった。ただひたすらに阿呆である。ただし、終盤には型通りのドラマがある。これでストーリーが成立したはずなのに、バカをやるだけの話が普通の映画の枠にはめられてしまったようで、逆に残念に感じた。

スウェアマンの陰茎にはボカシが入っていたので、これは本物を露出したのだろうか。これが割と可愛らしいサイズと言うか情けない感じなのだが、劇中では半勃ち扱いされている。それでは流石に悲惨だぞ。「陰茎にサインをしてくれ」とねだる黒人青年のモノと比べれば、その差は歴然である。

ベンチプレスをしながら騎乗位で交わるという発想が斬新だった。他に好きだったのは、ヘリコプターから吊り下げれたスウェアマンがゲロを吐くシーンだろうか。彼は、寝ている間に腹に蟻が集っっていたりと、相当に身体を張っている。お疲れ様でした。

 

*追記

試しに『トレーラーパークボーイズ』を観てみた。主人公が収監される場面から始まる衝撃作である。少し観ただけでも、本作の小ネタと繋がる部分がある。これは間違いなく観ておいた方が楽しめる。ただし、12シーズンに及ぶご長寿番組を、本作を楽しむためだけに観る価値があるかと言えば……。

Swearnet: The Movie

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