オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『さよなら エマニエル夫人』

Goodbye Emmanuelle, 98min

監督:フランソワ・ルテリエ 出演:シルビア・クリステル、ウンベルト・オルシーニ

★★

概要

エマニエル夫人が浮気相手に本気になる話。

短評

過激化の一途を辿るのかと思いきや、驚くことに性描写が控えめになったシリーズ三作目。エマニエル(シルビア・クリステル)が南の島セイシェルで出会った映画監督グレゴリーと恋に落ち、夫ジャンの元を去る。真実の愛を見つけてこの話は終わり!というわけである。婚外交渉に下手な理屈をつけて正当化するのが、このシリーズではなかったのか。これでは単なる笑えない阿呆映画である。

あらすじ

登場シーンから全裸で、ドレスの仕立て屋と夫との三人で初っ端から交わるという享楽的痴女のエマニエル。夫と青姦している場面を偶然に撮影されてしまったことにときめき、グレゴリーに心を奪われる。それ以降は夫の誘いを拒む姿を見せるなど、すっかり普通の女性である。性の解放はどこへいった。結局、その時好きな男の趣味に振り回されているだけではないか。エロも少ないし、自立もしてないでは、男女ともに敵に回すことになるぞ。

感想

ひたすらヤりまくるだけだった前作とは異なり、本作には心の動きという一応のドラマがあると言えるが、そんなものを誰が期待しているというのか。無理やり過ぎる展開で笑わせてくれつつ、美しい身体を見せてくれれば、それで十分なのに。

海で交わるシーンというのは、映画では稀によく見かける気がするのだが、海水や砂が入って問題は起きないのだろうか。見た目はロマンチックだが、後が大変そうである。

夫妻のスワッピングに参加しているクロエ(シャルロット・アレクサンドラ)のおっぱいが好みだった。彼女はエマニエルの友人を演じつつ、エマニエルに逃げられたジャンの後妻ポジションにちゃっかり納まっている。抜け目ない女である。

本作の続編に『エマニュエル』という映画があるようだが、これはプライムビデオで配信されていない。Wikipediaを読むと「エマニュエル4」という役名があって、それがどういうことなのかだけは気になる。