オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『アンダーワールド:エボリューション』

Underworld: Evolution, 106min

監督:レン・ワイズマン 出演:ケイト・ベッキンセールスコット・スピードマン

★★

概要

吸血鬼誕生の秘密が明かされる話。

短評

驚愕の事実が明らかとなるシリーズ二作目。なんとセリーン(ケイト・ベッキンセール)のボンデージの下は素肌である。彼女は下着を着用していない。正確にはノーブラであることのみが判明するのだが、折角なのでノーパンでもあると脳内補正を働かせたい。こうなると彼女が格好よく戦っていても全てが変態プレイの一環である。「険しい表情してるけど実はノーブラで羞恥に耐えてるんだよね」「格好よく着地決めてるけど実はノーパンで股間が擦れてるんだよね」。どうも物語に入り込めない三十郎氏の想像力が迷走する。

感想

“クール・ビューティー=スレンダー”というイメージがあったが、セリーンは意外にも豊かなものをお持ちであった。この等式は“巨乳=バカ”という偏見との対比から導き出されるのであろう。巨乳がバカとは限らないように、クール・ビューティーが貧体でなくともよいのである。ムチムチのクール・ビューティーは見たことがないけれど。

しかし、見せびらかしてもよさそうな豊かなものをお持ちなのに、彼女は大事な部分を見せない。本作はケイト・ベッキンセールのおっぱいが微妙に見えない映画である。長々と交わるシーンを映す割には、腕で陰で頑なに隠し続ける。他の女性キャラは物理法則に逆らったカチカチのおっぱいを丸出しにしているのに。おっぱいは見えないが、腰回りの描写は非常にエロい。

セリーンとマイケルが交合が長めに描写されているが、本作における吸血や人狼、人間といった種族の問題は、“禁断の愛”を盛り上げるための道具なのだろうか(もっとも唐突にイチャつき出しただけで禁断要素は特にない)。今後セリーンが別の男キャラとの間で板挟みになるようなら、『トワイライト』シリーズ同様にヤングアダルト小説的な人気を獲得しているのだと理解できるのだが。

世界観に入り込めなくてもアクションと映像の良さで乗り切っているのは前作と同じだろうか。今回はそこにエロも加わっている。感想のほぼ全てが桃色関係で埋め尽くされたことからも分かるように、三十郎氏はどうもこの世界に興味を持てないようである。設定盛り盛りなシリーズなので、ここで躓くと残りの三作は絶望的な戦いが待っている。引くことを知らぬ阿呆である。

血を吸うことで相手の記憶を覗けるシステムが面白い。あんなことやこんなことまでバレバレである。三十郎氏が吸血鬼だったなら美女の血を吸いたいと思っていたが、このシステムならイケメンの血を吸うのも楽しそうである。しかし、それでは桃色映像の鑑賞と何が違うのか分からないという根本的な問題がある。

セリーンが二丁拳銃の底を打ち合わせるようなリロードの方法が格好よかった。他にはマーカスがヘリコプターのプロペラで砕け散るシーンが笑えた。

しかし、これは一作目を観ていないとさっぱり意味不明な内容だろう。Amazonさん、二作目以降だけを配信するのはいかがなものかと思いますよ。