オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『マジック・マイク』

Magic Mike, 110min

監督:スティーヴン・ソダーバーグ 出演:チャニング・テイタムマシュー・マコノヒー

★★★

概要

男ストリッパーの世界。

感想

アンダーワールド』と同じくプライムビデオで続編だけが配信されていて1作目が要課金な映画である。そして同じくHuluで1作目だけが配信されている。いったいどういう権利関係になっているのか。

躍動する筋肉!暴れる股間!劇中に「相当頑張らなきゃ裸じゃ食えないぜ」という台詞が出てくるが、彼らの激しいパフォーマンスはアスリートの如き激しい訓練の賜物なのである。三十郎氏も試しにダラス(マシュー・マコノヒー)がアダム(アレックス・ペティファー)にレクチャーしていた腰をクネクネするダンスを真似してみたが、まるでセクシーではない。これでは1ドルのチップも稼げぬ。顔も身体もよくないので童貞喪失祝儀も貰えそうにない。ストリップ業界は厳しい。女性もただ脱ぐだけでは稼げないのだろう。

チャニング・テイタムのキレキレなダンスを堪能できる映画である。本当にストリップクラブで働いていた過去があると聞いて納得である。マダムから乙女までさぞかし人気を集めたことだろう。三十郎氏は筋肉を見るのは好きだが股間を強調する姿を見て興奮するわけではないので、「すげえ……」と感動しながらも少し引いてしまうのも事実である。桃色ではない彼のダンスを楽しみたいのなら『ヘイル、シーザー!』を観るとよい。本作ではマイクが新ネタを披露したために見られなかった水兵ダンスが見られる。翌年に公開された『ラ・ラ・ランド』と比較して、後者がショボく感じられたくらいには上手いダンスが見られる。

彼らのショーは圧巻である。ステージそのものも楽しめるのだが、男である三十郎氏の視線だとショーを見て盛り上がる女性客を眺めるのも面白い。彼女たちは欲望剥き出しである。ストリッパーの登場に歓声を上げ、布一枚で隔てられた陰部を顔に身体に擦り付けられて大興奮。巨大な陰茎のシルエットに瞠目する。男も女も一皮剥けば大きな違いはない(男は一皮剥く必要がない)。人間は動物である。

日中の映像が黄色いのが特徴である。黄色かぶりすると罵られるニコンユーザーの三十郎氏が見ても明らかに黄色い。これはどういう意図があるのだろう。ステージの方が普通の色彩をしているので、まるでクラブの外の普段の生活の方が彼らにとっては現実ではないようだった。

マイクがストリップ業界から足を洗って綺麗に話が終わったが、続編があるということは復帰したのだろう。先の見通しが明るいとは言えない家具ビジネスとは異なり、ストリップでなら確実に稼げる。こうしてズルズルと続ける人が多いのは性風俗産業全体に共通していそうである(ブラック企業を辞められない人も似ているかもしれない)。しかし、彼にはダンサーとしての天賦の才がある。あとは、一介のダンサーで終わるか、それともダラスのように自分の王国を築けるか。

ケン(マット・ボマー)が「俺の奥さん良いおっぱいしてるだろ、触ってみろよ」とアダムに促す。確かにケンの妻(マーセア・モンロー)は良いおっぱいをしてる。映画の冒頭で自分の名前も覚えてくれていないマイクと3Pしているジョアンナ(オリヴィア・マン)も良いおっぱいをしている。ちょい役でも隙あらば脱いでいるライリー・キーオも良いおっぱいをしている。やはり三十郎氏は、男の肉体よりも女性の身体を見る方が好きである。

マジック・マイク (字幕版)

マジック・マイク (字幕版)