オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『アンダーワールド』

Underworld, 121min

監督:レン・ワイズマン 出演:ケイト・ベッキンセールビル・ナイ

★★★

概要

吸血鬼と狼男の抗争。

短評

プライムビデオで2~5作目が無料なのに1作目は要課金という不都合な配信形態を採っているシリーズ。逆にHuluでは1作目だけが配信されているので、これで続編から観るかレンタルかという選択を強いられずに済んだ。ちなみに『ソウ』シリーズも1作目だけが要課金である。最終作だけが要課金なら勢いで観たくなる人もいるのが想像できるが、最初だけが要課金ではそもそも観る気にならなくないのか。

感想

確か『トワイライト』シリーズも吸血鬼と狼人間の話だったと思うのだが、アメリカではこの2つが常にワンセットなのだろうか。そして、この組み合わせはやたらと人気である。三十郎氏は本作の映像以外の部分にあまり魅力を感じられなかったが、シリーズが続いていることからも本国では人気らしい。吸血鬼と狼男、そして人間の三つ巴の何が彼らをそれほどまでに惹きつけるのだろうか。

狼男は男しかいないのだろうか。本作には女人狼は出てこなかったように思う。彼らは狼化するときに身体が大きくなるので、服が破れないように脱ぐ。そういう事情で男しか狼になれないのか。三十郎氏は、そういう事情で女にも狼になってほしい。

黒髪&ボンテージのヒロインはトリニティが唯一無二だと思っていたが、ここにもいた。ケイト・ベッキンセール演じる吸血鬼のセリーンは極上のクール・ビューティーである(ただ、三十郎氏の好みはトリニティに軍配)。彼女の外見やダークな色彩以外の部分にも『マトリックス』の影響は窺え、特にワイヤーアクションはいかにもマトリックス以降の流れを受けたものという感じがする。

世界観の説明や物語の部分は上手くいっていなかったが、陰鬱な美術と爽快なアクションの対比は楽しめる。ただ、それだけではこの後のシリーズを観るのがどんどん厳しくなってくるはずなので、早い内に物語の方の楽しみ方を理解したい。

本作のセリーンや、『バイオハザード』のアリス、そして映画は物凄くつまらないが『エレクトラ』のエレクトラのように戦う女ヒーローはたくさんいる。それよりもずっと前からいた。それなのに何故『ワンダーウーマン』だけがあれほど絶賛されたのだろう。確かに楽しい映画ではあるが、価値観のプラスアルファを除けば普通に楽しい映画の域を出ていないはずである。登場する時代が大切なことは分かるが、別に革新的なことをしたわけではないし、多くの観客はそれを知っているはずである。それならつまらなかった『エレクトラ』も再評価してやれよという気になる。

ルシアンの身体からポコポコと銃弾が浮き出てくるシーンは、鼻の角栓が取れているみたいで気持ちよかった。

アンダーワールド (字幕版)

アンダーワールド (字幕版)