オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』

Fantastic Four: Rise of the Silver Surfer, 91min

監督:ティム・ストーリー 出演:ジェシカ・アルバクリス・エヴァンス

★★

概要

リードとスーザンの結婚式が上手くいかない話。

短評

サーフボードに乗った謎のエイリアンが地球にやって来るシリーズ二作目。登場人物の紹介に終始した前作よりはストーリーらしいストーリーがあるが、ヴィランの能力がよく分からないまま終わってしまうし、特にラストはあっさりし過ぎで消化不良である。

あらすじ

銀色のサーフボードに乗って空を駆け巡るシルバーサーファー。T-1000のような外見が格好いい。彼の通過した場所では異常現象が起こり(日本では駿河湾が凍る)、彼に接触したジョニーは触れた相手と能力が入れ替わるようになったりと様々な騒動を引き起こすのだが、彼の行動を追うだけでは何をしているのか正直全く分からない。

感想

話が進むと、彼はギャラクタスなる惑星を食べる御主人様のために下準備をしているということが明らかになるのだが、ギャラクタスが地球を吸い上げるための穴をテムズ川に開ける以外の行動にはどうのような意味があったのだろうか。彼が現れた惑星は8日後に滅びるそうなので、調査のためにやって来たわけではあるまい。“何が起きているのか調べる”という進行形式が、スーパーヒーローと科学を融合させたファンタスティック・フォーらしくはあるものの、シルバーサーファーの人物的な面白さに反して能力面の魅力は分からなかった。これは結末の不満にも繋がる。

“戦える相手ではない”というレベルで強そうなギャラクタス。「これはドクター・ストレンジドルマムゥ戦のように諦めていただくしかないのでは?」と思ったら、あっさりである。そんなのありかよ。シルバーサーファーもよく分からなかったが、ギャラクタスはもっと分からないままだった。

シルバーサーファーとの接触により能力の交換が起こったファンタスティック・フォー。これは良い。話の面白さ的にではなくサービス的にである。ニキビを隠せるほどまでに透明化能力を進歩させたスージーが脱ぐことはもうないと嘆いていたら、ジョニーと能力を交換されたために彼女は火だるまになる。当然服は燃え尽きる。すると彼女は全裸である。お色気要素バンザイ。交換だけでなく一人に集めることもできるようで、ジョニーが全ての能力を吸収して戦う展開もある。こうなるとジョニー一人だけで十分ではないか。チームワークを重視するファンタスティック・フォーらしからぬ展開だった。

ベンの特殊メイクは目の周囲の皮膚が見えにくくなるように進化していた。彼はエレベーターには乗れないが、飛行機には乗れるらしい。

ヘイガー将軍役のアンドレ・ブラウアーが好演である。傲慢さと憎たらしさを煮詰めたような役ばかりが印象に残る人だが、私生活ではどのような人なのだろう。

この頃のクリス・エヴァンスは胸毛がモジャモジャである。『キャプテン・アメリカ』の時は剃ったのだろうか。脱毛したのだろうか。他の映画で脱ぐ機会があれば分かるだろう。比較してみると、やはりツルツルの方がきれいである。……剃ろうかな。