オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『SAW レイザー』

Necromentia, 85min

監督:ピアリー・レジナルド・テオ 出演:レイトン・マシューズ、チャド・グライムス

★★

概要

死者を蘇らせようとして地獄に行く話。

短評

グロテスクだったり気味の悪い映像を見るための映画。オッサンが背中に模様を刻まれたり、怪物に顔を殴り潰されたり、金を払って自分の身体を切ってもらうお姉さんがいたり、豚の仮面を被った怪人が踊ってたり、腸を引きずり出したり、白塗りがジグソウみたいな声で喋ったり。そういうのが見たい人のためのイメージ映像集である。話は半分くらい何が起きてるのか分からないが、その種の映像は悪くない。

地獄の怪人や豚仮面のキャラクター造形は意外に良かったりするので、もう少し上手く使えなかったのかなと不満と思う。ドス黒い雰囲気を作ろうという努力は認めるが、物語と上手く結び付けてくれないと世界観について行けない。

感想

時間軸を三つに切って遡っていく話である。最初に小太りのオッサンが殺されて、そのオッサンを地獄に送り込んだ男の正体が分かり、最後にどうして小太りのオッサンが狙われたのかが分かる。終わってみればすっきりとまとまっていたようにも感じるが、③→②→①の順番だけで終わらず(数字の大きさが時間軸)、①の後に④を持ってきた方が盛り上がったのではないかと思う。

ラヴィスがヘイゲンの髭を剃っているときに、引きとアップの映像で顔の左右が合っていないのが気になった。

プライムビデオでは『ネクロメンティア』というタイトルで配信されているし、原題的にもそちらが正しいのだろうが、日本国内では『SAW レイザー』という邦題で普及しているらしい。『ソウ』と『ヘル・レイザー』の組み合わせで誰か騙されてくれることを狙ったのだろう。どんでん返しはない。

ネクロメンティア Necromentia

ネクロメンティア Necromentia