オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『ダブルヘッド・ジョーズ』

2-Headed Shark Attack, 88min

監督:クリストファー・レイ 出演:カルメン・エレクトラ、ブルック・ホーガン

★★

概要

双頭の鮫。

短評

双頭のサメという出オチ感たっぷりの設定通り、双頭という特異性が活用されることはない。放射能で進化したとか枯葉剤の影響だとか、そんなことを考えてもいけない。そこに二つの頭がある。ただ現実を受け入れなくてはならない。サメとは、人知を超えた存在なのだ。サメとは、ソラリスの海なのだ。

あらすじ

何の授業なのかよく分からない海洋実習中の大学生たちが乗った船がサメに襲われて、彼らは都合よく近くにあった無人島(サンゴ島という設定だが、どの辺りがサンゴなのかよく分からない)に避難する。船を修理したり、ビーチで遊んだり、無人島で見つけたボートを動かしてみたり。そんなことをしていると、当然サメの餌食になるのである。

感想

本作の良かった点を挙げるならば、やはり女性キャストがずっと水着姿であることだろう。きっちり脱ぎ要員まで用意されている。低予算映画のおっぱい要員はソフトボールが入っているかのように硬そうなものをお持ちであるケースが多いが、本作でおっぱいを披露する二人は不自然でもなく、きれいなおっぱいだった。エロ熟女が日光浴する姿を長々と映すなど、お色気要素には事欠かない。

サメはCGだけでなく、頭部模型も使用されている。ガブガブと人間を貪るシーンが作れるので、質感がチープでも模型はあった方がよい。人を食べるシーンは、ガブガブ、血の映像、“Oh, my god!”と叫ぶ人々を短時間で入れ替える編集により、模型のチープさが目立たないように工夫している。人を食べるシーンはこれでよいが、サメが忍び寄るシーンまで短いカットの連続ではタメのシーンがタメになっていない。。

プロットは『シン・ジョーズ』と似ているところがあり、主人公的なポジションの男が全くの無能で、勇ましい女がサメに立ち向かう。サメ映画は先進的なのだ。生身でサメと戦って無傷なのだから凄い。それもそのはず。ケイトを演じるブルック・ホーガンはあのハルク・ホーガンの娘である。強いはずだ。

サメに襲われたり、島が沈んだり、津波まで起きたりとむちゃくちゃな展開が待っているが、サメ映画に慣れてくれば「まあ、そういうこともあるよな」と受け入れられる。サメ映画のおかげで三十郎氏の器は少し大きくなった。脳がスカスカになっているだけかもしれない。

シリーズの最新作では頭が6つにまで増殖しているらしい。動きにくくて仕方がないだろう。二作目の『トリプルヘッド・ジョーズ』にはダニー・トレホが出演している。気になる……。