オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『ガンズ・アンド・ギャンブラー』

Guns, Girls and Gambling, 89min

監督:マイケル・ウィニック 出演:ヘレナ・マットソン、クリスチャン・スレーター

★★★

概要

先住民のお宝“戦士の面”争奪戦。

短評

褒めたくなるような良いところもあるのだけれど、素直に面白かったとも言えない作品。安っぽすぎる演出や、くどすぎる説明はもう少しなんとか出来なかったのか。良かったのは、金髪に二丁拳銃、そして胸元の大きく開いたセクシーお姉さん、その名もザ・ブロンド(ヘレナ・マットソン)だけだろうと指摘されれば、「隣の女の子(ミーガン・パーク)も良かったから……」としか弁解できない。

あらすじ

先住民居住区のカジノで目を覚ましたジョン・スミス(クリスチャン・スレーター)が、「“戦士の面”を盗んだな」と拷問を受ける。何のことか分からんとしらを切るジョンだが、どうやら前日に開催されたエルヴィス・プレスリーの物まね大会の参加者5人が容疑者らしい。カジノに残っていたのはジョンだけである。100万ドルの価値があるお面は一体誰の手に?

感想

胡散臭い男の名前がジョン・スミスで、それが本名だなんて誰が信じる。アジア人のエルヴィス、ゲイのエルヴィス、小人のエルヴィス、本物の物まね芸人のエルヴィス(ゲイリー・オールドマン)がいて、ゲイリー・オールドマンが鍵を握っていないと思う人がどこにいる。時間軸をいじったりして複雑にしている割には、ちょっと親切で分かりやす過ぎる。ご丁寧にモノローグでの説明付きである。最後にどんでん返しで全てが繋がる構成になっているが、あまり意外性がないので気持ちよくない。

脚本の細部や演出の面では不満が残るが、いかにもB級映画的なキャラクターは良かった。二丁拳銃のセクシー美女なんてタランティーノが喜びそうなやつである。つまり三十郎氏が喜ぶやつである。て言うか、この映画自体がタランティーノのファンが作ったような映画である。バンバンと銃を撃つ姿に迫力が感じられないのもまた一興という感じがする。彼女が本作の魅力の大部分を占めているのだから、邦題から“ガールズ”を省くべきではなかった。二丁拳銃のカウボーイとトマホークの先住民の戦いも好きだった。

邪魔そうだし、格好悪いからと使ったことのなかったセキュリティポーチだが、服の下に忍ばせておけば美女に鼻の下を伸ばしているときにも役に立つのか。