オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『アウト・オブ・サイト』

Out of Sight, 122min

監督:スティーヴン・ソダーバーグ 出演:ジョージ・クルーニージェニファー・ロペス

★★★

概要

ジェニファー・ロペスのおっぱいが微妙に見えない話。

短評

おっぱいが微妙に見えないというのがどういうことかは『バッドガイズ!!』の感想をご参照いただきたい。“微妙に見えない”指数ではテッサに軍配が上がるが、“どうしても見たい”指数ではジェニファーに軍配が上がる。彼女はおっぱいよりも腰回りの人だが、全身から色気がムンムンである。しかし、そんな彼女よりもフェロモン全開でセクシーなのがジョージ・クルーニーというのが本作の面白いところ。クルーニーの胸は見える。

あらすじ

「あの客は俺の仲間で銃を持ってるよ。黙ってお金を出さないと彼と話をしている行員の頭が吹っ飛ぶよ」という小洒落たテクニックを見せる銀行強盗が主人公のオシャレな映画。華麗に強盗を決めるも車のエンジンが掛からず逮捕され、刑務所から脱獄するときに拉致した連邦保安官の女と恋に落ちる。

感想

ソダーバーグの監督作品はオシャレである。雰囲気がオシャレなものだから、犯罪者と警察が一目惚れで恋に落ちても「何やってんだ。ちゃんと仕事しろ」とはならない。反対に「あら素敵」と思わずうっとりしてしまう。ジャック(ジョージ・クルーニー)とカレン(ジェニファー・ロペス)がバーで会話するシーンなんて三十郎おじさんの心の中の乙女がメロメロである。

恋愛一辺倒だと三十郎氏は恥ずかしくなってしまって楽しめないのだが、ちゃんと犯罪映画になっている。時系列を切り裂いて人間関係を複雑にしてみせるのが『パルプ・フィクション』以降の流行に乗っかったものだとしても、テンポよく、気持ちよく話が繋がるように計算されている。正直なところ、ダイヤ強奪計画のどこにジャックが勝機を見出していたのか分からないのだが、そもそもジャックのキャラクターを掴み切れないところがハードボイルドという感じもする。まあ逮捕されても彼はまた脱獄するだろう。

ミステリー・トレイン』の永瀬正敏ほど複雑ではないが、ジャックが変わったライターの着火をしている。三十郎氏が未成年の喫煙者であったなら「ヤベえ…かっけえ…」と真似して周囲から冷たい視線を浴びていただろう。

他のオシャレ要素的にはBGMが良い。ベースがメロディを奏でるあの音楽はジャンル的には何になるのだろう。三十郎氏は音楽に詳しくないので、通常脇役を演じる楽器が主役というだけで通っぽくて格好いいと感じるのである。

リプリーの金庫から複数のカツラが出てくるところで笑った。分かるよ、大切だよね。でも、もっと風通しの良さそうなところで保管した方がよいのでは?そもそもハゲを隠そうなんて卑しいことをするから強盗に入られるのである。

アウト・オブ・サイト (字幕版)