オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『バッドガイズ!!』

War on Everyone, 97min

監督:ジョン・マイケル・マクドナー 出演:マイケル・ペーニャアレクサンダー・スカルスガルド

★★

概要

テッサ・トンプソンのおっぱいが微妙に見えない話。

短評

ナイスガイズ!』をパクったとしか思えない邦題の映画。劇中でマイケル・ペーニャがソダーバーグの『アウト・オブ・サイト』を“ジェニファー・ロペスのおっぱいが微妙に見えない映画”と評していたので、三十郎氏は本作を“テッサ・トンプソンのおっぱいが微妙に見えない映画”と記憶しておきたい。なお、おっぱい自体はストリップクラブのシーンで見られる。

感想

悪徳刑事がどんな奴かと言うと「正義を悪用したいから警察になった」「理由なしに銃を撃っても文句を言われない」と臆面もなくのたまう奴である。テリーを演じているアレクサンダー・スカルスガルドは高身長の北欧イケメンだが、北国の男らしく冷酷な印象もあって、問答無用で暴力を振るう役が似合っている。相方のボブ(マイケル・ペーニャ)は、そこまで粗暴ではないが不真面目で悪い刑事である。昨日の神父役と違い、今日はちゃんと笑わせてくれた。

随所に挿入される笑いの要素は『ナイスガイズ!』ほどではないが笑えるものの、全体として何がしたかったのかよく分からなかった。折角の豪華なキャストだが、まとまりを欠いた物語は彼らの魅力を引き出せていない。

最も笑えたシーンは、テリーが水攻めの拷問をしている際にカツラが取れてしまって申し訳無さそうにするところ。悪徳刑事にも超えてはならないラインというものがある。

アイスランドの温泉が気持ちよさそうだった。テリーは「歯並びの悪いヨーロッパ人の精子が浮かんでいる」と評するが、演じているスカルスガルドはスウェーデン人である。

朝からビールを飲むことを咎められたテリーが「東京は夜中だ」と言い返す。我々日本人も朝から飲みたいときは「ロンドンは夜中だ」と言い返そう。「ここはロンドンじゃない」と言い返されても気にするな。気分だけはいつもロンドンだ。ロンドンに限らず、昼から飲みたいときはニューヨークといった具合に各地の時差を頭に入れておけば一日中飲める。

テリーが撮影した写真の酷さを責められて「カメラが悪い」と言い訳している。彼が使用しているのはソニーのα7である。やはりカメラはニコンに限る。