オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『ジョーズ4 復讐篇』

Jaws: The Revenge, 90min

監督:ジョセフ・サージェント 出演:ロレイン・ゲイリー、マイケル・ケイン

★★

概要

サメに長距離ストーキングされるブロディ家。

短評

サメがアメリ東海岸からバハマまで特定の人間を追って移動するなんてバカな話があるかと随分酷評されたそうである。現代の観客はサメが宇宙に行っても自然と受け入れているというのに。当時の批評家は狭量な連中である。三十郎氏にしてみれば本作は真っ当なサメ映画にカテゴライズされる。

あらすじ

ブロディ次男がサメに殺されたので、ブロディ未亡人は長男夫婦の住むバハマに引っ越す。新天地で「サメが怖いの……」と甘えながら老いらくの恋に浮かれていると、本当にサメがやって来る。確かにバカな話である。

感想

前作と違い3D用の合成処理がないため、サメの動きはずっとマシになっていたと思う。作りものと分かる出来ではあるが、ノッペリCGよりは質感も良く、人間との共演に無理がないため、近年の超低予算サメ映画と比べれば迫力も勝っているのではないかと思う。バナナボートに襲いかかるシーンはちゃんと怖かった。

お色気要素は、長男嫁がパンツを脱いで「お母さんもお盛んなんだから私たちも……」とお誘いをかけるシーン。このとき、パンツを引っ張って飛ばし、ブロディ長男にぶつけるのが何とも言えず生々しい。

バカな話ではあるが、近年のバカ路線サメ映画と比べるとサメの出番が少ない。その分、個々の登場シーンが印象的になっているかというとそんなこともない。ブロディ次男が殺されるシーンは、サメの襲撃と間延びしたクリスマスソングが交互に映され不気味な印象になっているので、工夫次第でもっとインパクトを残せたのはないかと思う。

ブロディ未亡人の恋のお相手役でマイケル・ケインが出演している。彼が出ているだけでなんとなく安心感がある。B級映画に登場するモーガン・フリーマンのような役割である。

サメが爆発して、食べられたはずのジェイクが助かる展開はよく分からなかった。

ジョーズ4 復讐篇 (字幕版)