オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『ジョーズ3』

Jaws 3-D, 98min

監督:ジョー・アルヴス 出演:デニス・クエイドリー・トンプソン

★★

概要

水族館をサメが襲う話。

短評

普通につまらないけれど、サメが普通にサメとして存在しているサメ映画。元祖かつ頂点のシリーズとしては明らかに力不足だけれど、サメなのか映画なのかも分からない何かと比べればずっとマシである。繰り返しになるが、普通につまらない。ネタにならないタイプのつまらなさなので、サメ映画というジャンルに歪んだ期待を抱く者にとっても不満が残るだろう。

あらすじ

ホオジロザメを飼うことはできない。これは常識である。彼らは常時動き続けることで海水から酸素を吸収しなければ死んでしまう。本物のサメは意外にも弱いのである。ところが、本作の人間はホオジロザメを捕まえて水族館に展示しようとする。すると、当然サメは死ぬ。死んだサメは実は赤ん坊で、こわーいお母さんが復讐にやって来る。

感想

海底水族館が襲われるというシチュエーションは、もっとパニック映画的に派手な展開を見せてもよさそうなものだが、ひたすら地味な展開に終始していた。サメがモニター室(?)のガラスを突き破って浸水するシーンは『ディープ・ブルー』のようで迫力が出そうなのに、サメがゆっくりと前進してくるだけなのでやはり地味である。サメを見せずに心理的な恐怖を煽る元祖方式でもなく、サメを前面に出して直接的な恐怖を抱かせるタイプでもない。全てが半端である。

リー・トンプソンのデビュー作で、お色気要員を務めている。ブロディ長男(デニス・クエイド)に邪魔されなければブロディ次男と海で交わる直前であった。三十郎氏も、服を脱ぎ捨てて海に入っていく美女に誘われてみたいものである。なお、ブロディ兄弟が意味もなく女性とイチャついているせいで、映画のテンポがとても悪くなっている。ヤるならヤる。ヤラないならヤラない。はっきりしろ。

サメの口の中の映像が使われており、口をパクパクしているのが可笑しかった。ピノキオ作戦が発動するのかと思ったが、そんなことはなかった。

爆発シーンで3D的な演出があるので「おや?」と思ったら、元々3D映画として製作されたようである。他の動きが遅いシーンにもそんな事情があるらしい。1983年の映画である。3D映画の歴史は意外にも長い。

ジョーズ3(字幕版)

ジョーズ3(字幕版)