オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『フランケンジョーズ』

Sharkenstein, 73min

監督:マーク・ポロニア 出演:グレタ・ヴォルコヴァ、ケン・ヴァン・サント

概要

サメとフランケンシュタインを合体させる話。

短評

本当に酷いものを見た。『猿の帝国 女囚戦記』以来の衝撃作である。最近はむやみやたらと一つ星を連発し過ぎていたのではないかと反省している。本作のように映画とは呼べないような何かに出会ったときのために温存しておくべきではないか。しかし、むしろこれらの作品を「その他」のカテゴリーに入れるべきではないという気もする。

感想

ナチスの研究を引き継いだという設定になっているがナチス要素はゼロと言ってよい。ナチスなんて忘れろ、フランケンシュタインも忘れろ、サメも忘れてしまえ。そもそも主要人物三人の関係からしてよく分からないのである。設定なんて気にするな、何が起きているのかも気にするな。つまらない、ただそれだけは分かる。

くだらなくてもいい、陳腐でもいい。しかし、最低限というものがある。一体何を考えてこんなものを世に出してしまったのだろうか。サメ映画以前の問題である。

ノッペリCGのサメは出てこない。手作り感溢れるお人形のピントの合っていない映像が画面に合成されている。細かい動きは皆無なので、人間と重ねれば襲ったことになり、赤く透過した映像を重ねれば血が流れたことになる。進化して陸上モードになると(ここで驚く必要はない)、個人撮影会中の熟女をレイプする。熟女の撮影会に使われているカメラがニコンなのでロゴを隠してほしかった。ネガキャンである。

ヒロイン?マッジの巨大なタトゥーが気になったり、水着で海を泳いでいたはずが乾いた服を着てボートに上がったり、銃撃音がこれまでに聞いたことがないほどショボかったりと、ツッコミを入れれば切りがない。ツッコミを入れるのが好きな人ならば、全てのシーンにツッコミを入れることが可能だろう。苦痛に思う人ならば、蕁麻疹が出るだろう。

70分程度しかないにも関わらず、特撮パートではなく風景映像を使い回すという離れ業には驚いた。

フランケンジョーズ

フランケンジョーズ