オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『ピラニアシャーク』

Piranha Sharks, 79min

監督:リー・スコット 出演:ラモナ・マロリー、エイミー・ブラックマン

概要

遺伝子操作でサメが小さくなる話。

短評

サメ愛好家の諸君へ朗報である。シーモンキーのように気軽にサメを飼育できる。遂にそんな夢の時代がやって来た。軍事目的で開発されるも上手くいかず、家庭向けペットに転用された極小サイズのサメが人を襲う。そんな話なのだが、人を襲うシーンは少ないし、ピラニアシャークについてもよく分からないまま映画が終わった。

感想

ラニアシャークは人を食らう小魚サイズから血管に侵入するナノサイズまで様々である。サメってすごいな。大きさは自由自在だし、なんか空も飛べるようになってるし。しかし、ピラニアシャークと名前をつけたはよいが、やっていることはピラニアと細菌による攻撃である。名前以外にサメ要素がないではないか。これはトラップである。バカなサメ映画ですらない。これなら素直にピラニア映画を観る方がよい。

映画の開始から1時間ほど経ってからの(短い)一斉襲撃シーンの他は、陳腐な群像劇らしきものが繰り広げられている。一応はコメディらしいが、秒で核の投下を決定する軍部以外はまるで笑えないので、ひたすら苦痛が続く。バカ映画で笑わせるというのは想像以上に高度な技術なのだな。

サメ映画(とは呼びたくないが)としては珍しく冬が舞台である。普通、サメ映画と言えば夏が舞台で、ビーチで色気を振りまく水着姿の美女がキャーキャー騒ぐものと相場が決まっている。冬というのは確かに珍しいが、クリスマス商戦でピラニアシャークが売れたという設定以外には活かされていなかった。

しかし、冬であってもお色気要素を盛り込むことはできる。金持ちのオッサンは室内プールでビキニの女に水中必殺技を要求しているし、ピラニアシャークは女性が入浴中のお風呂に出現する。加えてストリップ劇場も舞台になっている。なのにどうしておっぱいが出てこない。解せぬ。

これは心が折れるタイプのつまらなさである。