オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『ミート・ザ・ペアレンツ3』

Little Fockers, 97min

監督:ポール・ワイツ 出演:ベン・スティラーロバート・デ・ニーロ

★★

概要

義父と揉み合う話。

短評

個別のネタは笑えるのだけど、物語全体が一つの形になっていないもったいないコメディ映画。きれいに終わった話を無理矢理引き延ばそうとした続編によくある残念なやつである。強面の義父がデ・ニーロというそれだけで笑える設定もポンコツキャラ化されてしまうと活かされない。ちなみに観始めてから気付いたのだが、2を観ていない。

感想

ジャック(ロバート・デ・ニーロ)の陰茎にグレッグ(ベン・スティラー)が注射を打つシーンが最大の見どころ。グレッグが病院から持ち帰ったサステンゴーという心臓が悪くても使用できる勃起薬を無断で試したジャックの勃起の収まらなくなる。五時間も勃起が続けば陰茎が壊死してしまうので処置せねばならぬ。運悪くトイレにやってきた孫に見られるオチもついている。五時間って凄いな。凄いというよりも怖いな。この間に出して収めようとしたのかが気になるところである。

ジェシカ・アルバ演じるMRがサステンゴーを飲んでグレッグを襲うのだが、女性が男性用の勃起薬を飲んで効果があるのだろうか。最初から襲うつもりならサステンゴーは必要ないわけで。そんな疑問とは関係なく彼女の下着姿はセクシーで素晴らしいので、見ている方は嬉しい。

他にも音声つきコンドームや、夫婦で不倫を演じてみましょうというセックスレス解消ノウハウが登場したりと、下ネタ成分が多めである。ジャックとグレッグがゲイ・カップルだと勘違いされるシーンは面白かった。

ジャックの尾行がバレバレなのは、年齢を重ねて怖さやキレを失っていくデ・ニーロ自身を見ているようでなんだか淋しくなった。

強面の義父と対面する恐怖は理解できるものの、そこから先の家族関係は三十郎氏の人生とはほぼ無縁で、想像の域外であることも本作を楽しめなかった一因ではないかと思う。そこを差し引いて考えても上手く描けているとは思わなかったが。