オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『シャークネード エクストリーム・ミッション』

Sharknado 3: Oh Hell No!, 89min

監督:アンソニー・C・フェランテ 出演:アイアン・ジーリング、タラ・リード

★★

概要

サメ、宇宙へ行く。

あらすじ

カリフォルニアとニューヨークを救った功績を讃えられ、大統領自由勲章を授与されるまでに偉くなったフィン。彼がホワイトハウスで叙勲されていると、そこには当然竜巻が発生し、竜巻があれば当然サメが降り注いでくる。ホワイトハウスの地下にあるシェルターが破壊され、フィンは大統領と共にサメに立ち向かうのであった。ここまでがオープニングクレジット前のお話。映画史上最も簡単に攻略された大統領危機管理センターではなかろうか。

感想

フィンのいる場所で嵐が起こり、フィンのいる場所をサメが襲う。どこかの名探偵のようである。劇中でもラジオで「彼の行くところで惨事が起きる」「彼の陰謀ではないか」「彼の一家だけが助かる」とネタにされている。彼は英雄かもしれないが、シェパード家に関わる一族以外の者は皆死ぬのでお近づきにはなりたくない。しかし、この世界の住人は危機感に欠けるので、近づいて死ぬ。

嬉しいことにお色気要員のノヴァ(カサンドラ・スケルボ)がレザーの似合うセクシーお姉さんとして復活している。彼女が戦闘機を不時着させると、何故か下着姿になって川から上がってくるというサービスショットまである。いつの間に脱いだのか。シェパード家の娘クラウディアも18歳に成長し、薄着でフェロモンをふり撒いている。演者は1のときのオーブリー・ピープルズの方が可愛かった。

本作の舞台はワシントンD.C.→フロリダ→宇宙と移動していく。アメリカの二大都市は制覇したから次はヨーロッパにでも行くのかなと思っていたら、地球をすっ飛ばして宇宙である。サメの活躍の舞台は海だけではない。空や陸、そして宇宙でも活動できる。ダーウィンも草葉の影で喜んでいることだろう。しかし、次の舞台はどうするのか。異世界かな。

フロリダではユニバーサル・スタジオ・フロリダが舞台になっていて、吊るされているジョーズが本物のサメにすり替わっているネタが面白かった。ちなみに中学生の頃の三十郎氏は、サメを英語で言うとジョーズだと思っていた。『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作者ジョージ・R・R・マーティンカメオ出演しており、サメに食い殺されている。

フィンは毎回サメの体内に入るピノキオ作戦を実行するのだが、体内の映像が出るのは初めてだろう。スペースシャトルが大破したので、サメを脱出ポッド代わりに使うという斬新なアイディアである。この世界のサメなら大気圏突入時の熱にも耐えられるだろう。サメの体内で産まれた彼の息子は、正にサメの申し子と呼ぶに相応しい。

既存の映像にサメのCGを重ねてみました感がありありと伝ってくるNASCARのシーンは味がある。