オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『チャールズ・スワン三世の頭ン中』

A Glimpse Inside the Mind of Charles Swan III, 85min

監督:ロマン・コッポラ 出演:チャーリー・シーンジェイソン・シュワルツマン

★★

概要

女にフラれた男が未練たらしい話。

短評

頭の中の7割がセックス、2割が金と権力への欲望、残りの1割が身体の機能を担っているという半分本人のような役をチャーリー・シーンが演じている。監督・脚本はロマン・コッポラウェス・アンダーソンの『ダージリン急行』や『ムーンライズ・キングダム』の脚本も書いているので、書けないわけではないのだろうが、本作の内容は意味不明である。三十郎氏には、つまりこういう話だと一言にまとめられないし、順序立ててストーリーを説明することもできない。

感想

ストーリーを説明することに意味を感じないし、明日には忘れていると思うので省略する。チャールズ(チャーリー・シーン)の妄想を具現化したチープな世界や、1970年代のレトロでオシャレなセットが魅力である。胸についた医療機器を取り外すときに、わざわざ矢を抜かれるシチュエーションを妄想をするという手の込みようだが、チャールズに矢を放つネイティブ・アメリカン風の衣装がとてもセクシーなのである。そういう小ネタを楽しむ映画だと思う。

ネイティブ・アメリカン風の衣装やセクシーな軍服風の衣装を身に纏うのが、チャールズをフッたイヴァナ(脇役のメアリー・エリザベス・ウィンステッドも同じ衣装を着ている)。演じているのはキャサリン・ウィニック。金髪碧眼のセクシー美女である。彼女がタンクトップ姿でジョギングしながら現れるシーンだけ永遠にループ再生したい。彼女の美貌を拝めただけで本作の収穫は十分である。チャーリー・シーンが交わってきた無数の美女の中には彼女のような美女も含まれるのかと考えると、羨ましくて仕方がない。

先日観た『ダークタワー』にも出演しているようだが印象に残っていない。調べてみると、主人公の少年の母親役だった。金髪碧眼の美女は疲れた母親役よりもイケイケでセクシーな役に限る。

他に気に入った小ネタは、チャールズが新入りの受付の服の下を妄想するシーンと、ホットドッグ型のソファ。頭の中の7割がセックスという割には、下ネタは少なかった。

コッポラ家の威光のおかげか、ビル・マーレイジェイソン・シュワルツマンパトリシア・アークエット、加えてスティーヴン・ドーフまでカメオ出演していて、キャストは豪華である。