オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『ボディ・ハント』

House at the End of the Street, 100min

監督:マーク・トンデライ 出演:ジェニファー・ローレンス、マックス・シエリオット

★★

概要

お隣に妹大好きお兄ちゃんが住んでる話。

短評

ジェニファー・ローレンスが女子高生を演じているB級スリラー。デビュー当時から高く評価されていても、一本くらいはB級映画で叫んでおくのが通過儀礼らしい。

感想

ジェニファー・ローレンスは女子高校生には見えない。彼女にも女子高校生という時代があったのか疑問に感じるほど自然に身についた貫禄がある。本作の公開された2012年には『世界にひとつのプレイブック』で未亡人の役を演じているのも納得である。10代の頃の写真を探してみると確かに若いが、気の弱い三十郎氏なら平伏してしまいそうな迫力がある。

ジェニファー・ローレンスが出演している以外は特に言及すべき点のないスリラーである。母娘の二人家族が引っ越した先の隣家では昔殺人事件があって、事件当時は伯母の家に預けられていたライアンが住んでいる。事件の犯人である妹のキャリー・アンは行方知れずで……。というだいたい展開の読めそうなお話。ちゃんとどんでん返しも用意されているのだが、途中の緊迫感が物足りず、全体としてはいまいち。衝撃の結末の方も、過程を省いているので疑問が残る。とりあえず驚かせるためだけに用意したような印象を受ける。

気になった点は、キャリー・アンの部屋のドアは内側に鍵穴があるタイプなのに、鍵をドアの上に置いていること。ライアンは外側のつまみを回して鍵を開閉するだけでよいのに、どうして近くに鍵を置くリスクを冒しているのだろう。彼は鍵を失くしても困らないはずだし、そもそも鍵自体に意味がない。

褒めるべき点があるとすれば、二人のキャリー・アン(エヴァ・リンクとジョーダン・ヘイズ)と、エリッサの友人ジリアン(アリー・マクドナルド)が三十郎氏の好みだったこと。特にコーヒー店で無料のケーキを勧めてくれる第二キャリー・アンことペギー・ジョーンズが素敵だった。これは連れ去りたくもなる。

ボディ・ハント(字幕版)

ボディ・ハント(字幕版)