オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

TAP-in Console

昨年12月に購入したD810(通称アガサ号)。三十郎氏は約三年の撮影ブランクを埋めるべく日々特訓に励むようなことはしていない。気が向いたときに写真を撮っては、「納得いく写真が撮れないのはブランクのせい」と決めつけることにしている。

アガサ号の相棒たるレンズはTAMRON SP 45mm F/1.8 Di VC USD(通称四号)である。ニコン純正の50mmよりも被写体に寄れる上に、手振れ補正搭載の便利な奴である。

購入した当初はその写りにそれなりに納得していたが、等倍鑑賞フェチの三十郎氏がPCのモニタで等倍鑑賞を繰り返している内に「フルサイズでもこんなものか」「どうにも写りが少し眠いのではないか」という疑念に取り憑かれはじめた。

これがレンズの性能なのか?否、そんなことはない。四号はもっとやれる子のはずだ。被写体ブレではないか?否、静物を撮っても眠いことがある。手ブレ、三十郎氏がブレているのではないか?それはありうる。しかし、認めたくない。ピントが合っていないのではないか?そうかもしれぬ。

そこでご登場いただくのが表題のTAP-in Consoleである。タムロンレンズのピント調整ツールである本機は、レンズをはめてPCに接続すれば「ウィーンガチャガチャ……ピントノチョウセイガカンリョウシマシタ」となる超便利アイテム、ではない。実際に写真を撮って自分でピントを確認せねばならず、どれくらい調整すればよいのかも手探りでやるしかない面倒なアイテムである。

使い方については下記リンクの記事を参考にした。この記事を読めばだいたいのことは分かるので、三十郎氏は使い方を説明したりはしない。ただ、大変だったということを書き残しておきたいだけである。後進の役に立とうなどという殊勝な考えは皆無である。調整前後の比較写真すら貼らない役立たずな記事である。本稿を読んだ人が「俺の方がこいつよりはマトモな記事を書ける」と自信をつけるための助力なら惜しまないつもりである。

近距離、中距離、遠距離の三つの調整をしなければならない。近距離は微妙に前ピンであった。中距離は割と前ピンであった。この二つは大変なだけで割と作業しやすい。しかし、遠距離になると撮影した対象物が小さくなってしまうため、果たしてピントがどの程度ズレているのかが非常に掴みづらい。とりあえずの調整はしたものの、果たしてこれでよいのか分からず「遠景は絞ればよいのだ……」と独りごちている。

面倒だし、便利じゃないし、そもそも自分でピント調節なんてしなくても購入した時点でバッチリ合ってればいいのに。文句ばかり言っているが、実は少し楽しかったりもする。一眼レフカメラのユーザーならご理解いただけるのではないかと思うが、撮影だけでなく機械いじり的な要素が楽しみの一つだったりするのである。本機はそういう楽しみを提供してくれる。もちろん使わずに済むのなら、その方が良い。

この作業のために10ピン対応のレリーズケーブルを購入した。半押しでピントを合わせて全押しでシャッターを切る以外に何の機能もない安物だが、役には立ってくれそうである。三脚にも不安があるので新調したいものである。

ピントの調整を終えた三十郎氏はもう一つの可能性について考えている。果たして本当の問題はピントだったのか。三十郎氏の求めるカリッとした解像感を手にするために必要なのはストロボの光ではないか。外に出たがらず、技量もないくせに、エマニュエル・ルベツキを気取って「全て自然光のみで撮影するのだ」と馬鹿なことを言っているのが原因ではないか。「ストロボ使うと、いかにもストロボ使いました的な画になって嫌なんだよなぁ」と使いこなせぬ言い訳ばかりをしているが、これ以上逃げられぬような気はしている。だって内蔵フラッシュを使っただけでもカリッとするんだもの。

TAMRON TAP-in Console ニコン用 TAP-01N

TAMRON TAP-in Console ニコン用 TAP-01N