オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『ロバと王女』

Peau d'Âne(Donkey skin), 89min

監督:ジャック・ドゥミ 出演:カトリーヌ・ドヌーヴジャン・マレー

★★

概要

お姫様と王子様が結婚する話。

あらすじ

王妃が厄介な言葉を言い残して逝去する「私より美しい相手と再婚しなさい」。ところが王妃を演じているのはカトリーヌ・ドヌーヴ。彼女より美しい女性が存在するはずもない。しかし、いるのである。いなければ物語にならない。王女を演じるのもまたカトリーヌ・ドヌーヴ。茶髪の王妃よりも、金髪の王女は華がある。これは彼女より美しい女性と言って差し支えない。

王は娘と再婚することを決意する。しかし、娘の方だって「わたし大きくなったらパパのお嫁さんになるの~」なんて言ってくれる年齢ではない。娘と結婚したがる変態親父と結婚するなんて嫌に決まっている。城から逃亡する王女。ここまでは面白いが、逃げ出した後は紆余曲折を経て王子と結婚する普通の童話である。

感想

中世的な世界観だからといって現実の中世を舞台にしているわけではない。従って唐突にヘリコプターが登場しようとも、そういうものなのだと受け入れる必要がある。しかし、必要があろうとも受け入れられないものは受け入れられない。いったいどういう意図があったのだろうか。

カトリーヌ・ドヌーヴは美しい。キラキラと光るドレスで着飾って美しいのは当然だが、ロバの皮を被って臭い、汚いと罵られていようと美しい。ところで、カトリーヌ・ドヌーヴメラニー・ロランは似ていると思いませんか?三十郎氏はどちらも大好きです。

ロバと王女(字幕版)

ロバと王女(字幕版)