オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『ジグソウ:ソウ・レガシー』

Jigsaw, 91min

監督:マイケル・スピエリッグピーター・スピエリッグ 出演:トビン・ベル、マット・パスモ

★★★

概要

命を懸けたゲームと称して殺される話。

短評

『ソウ』シリーズの八作目。新生『ソウ』シリーズの一作目ということになっているらしい。最終作と銘打った前作『ソウ ザ・ファイナル 3D』のWikipediaの頁には以下の弁解が言い訳がましく書いてある。

日本の配給側はシリーズのプロデューサー、マーク・バーグに「本作が完結編となり、続編・外伝さらにビギニングも製作はしない」と確認をとったうえで「ファイナル」という邦題を決定した。

感想

シリーズをどこまで見たのか覚えていない。ジグソウお爺ちゃんは死んでしまったけれど、被験者の生き残りや刑事が後継者になってゲームを続けていたような気がする。とは言え、ストーカー行為と言い掛かり的八つ当たりにより謎に部屋に監禁された被験者たちが、犯した罪を糾弾されつつエゲツない方法で殺され、最後にどんでん返しが待っているといういつもの流れは本作も同じである。

どんでん返しが来ると分かっているので、当然犯人探しをする。いかにも怪しい検視官たちは違う。疑われるハロラン刑事も違う。となると残りは一人……と思わせておいて……からの再逆転と予想は見事に裏切られた。このシリーズを観るのは久し振りだったため「そう来たか!」と気持ちよく騙されることができた。シリーズの復習をしてから観ていれば、途中で飽きて違った感想になったに違いない。

シリーズのマンネリ具合に比例してグロ描写はパワーアップしていく。本作も手の破裂にはじまり、頭部の断面、遺体の検視、スパッとくし切りにされた頭部と惜しみなくグロ描写を盛り込んでいる。

二番目の試練の注射選びについて。解毒薬、生理食塩水、酸の三つから薬を選ばねばならない。酸は身体に注射せずとも何かに垂らせば除外できるのではないか。生理食塩水は注射しても影響はないだろうから、残りの二本を打てば無事クリアではないだろうか。ぬかったな、ジグソウ。

ジグソウお爺ちゃんは曰く「怒りや復讐だけでは生きられない」。いや、あなたの正義は怒りや復讐って言うんですよ。