オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『若妻物語』

Young Wive's Tale, 79min

監督:ヘンリー・カス 出演:ジョーン・グリーンウッド、オードリー・ヘプバーン

★★★

概要

乱れた家の話。

短評

素晴らしき遺産』よりも出番の多いオードリー・ヘプバーン出演作。お気づきかとは思うが、オードリーが演じているイブは若妻ではない。

あらすじ

ベニング夫妻の家に間借りしているサビーナとロドニーのペナント夫妻。サビーナは家事に育児に大忙しである。イブは同じく間借り人のタイピスト。乳母が働いてくれたり辞めたり、同居人間で浮気したりと混乱した家のドタバタコメディである。

感想

家事はまるでダメ、男に誘惑されればなびく、友人の夫を誘惑する。もう少ししっかりしろとイライラするが、劇中のブルースの台詞の通り「手伝えば彼女の苦労が分かる」のだろう。確かに夫のロドニーは口が悪く家事も手伝わないが、自尊心を取り戻すために浮気するのは褒められたものではない。彼女が剥く芋の皮はとても分厚い。最後に手伝っているロドニーの方が薄く剥けているので、最初から手伝えと思う。

イブは男に求められたことがないので男嫌いを気取っている。男女ともによくありそうな話だが、オードリーは素敵すぎて役に合わない。

新しくやって来た乳母がサビーヌとブルースを夫婦だと勘違いするという一番面白い話は終盤になってから。もう少し早く始めればもっとすっきりした構成になったのではないかと思う。家庭の混乱と同じく映画も混乱している。