オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『ゲーム・オブ・スローンズ 第八章:最終章』

Game of Thrones Season 8

概要

王が決まる話。

感想

第三話まではとても面白かった。特に第二話の決戦前夜の雰囲気や、第三話のホワイト・ウォーカーとの戦いは堪らなく好きである。それ以降は残念ながら失速した印象。

第三話は「暗くて見づらい」という不満があったようだが、暗闇が上手く活かされていたと思う。メリサンドルに炎を灯された剣の明かりが徐々に消えていく絶望感だったり、暗闇から死者の大軍が迫り来る恐怖は、夜を舞台とした戦闘ならではのものだろう。シーズン屈指の素晴らしいシーンに仕上がっている。

死者との戦いが終わってからはジョン・スノウを王位に据えることを正当化するためだけに全員が動かされているように感じた。それだけに最後の展開は意外なものだったが、スターク家の者であれば誰でもいいのかという感じもする。ブランが自分が王になることを見通した上でデナーリスの行動を許しているのなら、直情的で人間的な彼女よりも怖ろしいサイコパスである。彼は子をつくれないので、その死後は民主制に一歩近づくような描かれ方だが、他の唯一の王であるサンサが我が子を王位に据えようとしない理由はない。

ヤリ捨てされたにも関わらず、健気にジェイミーの物語を綴るブライエニーが不憫だった。アリアにヤリ捨てされたジェンドリーも同様である。ずっと子どもだと思っていたアリアが脱ぎだしてドキッとしたが、演じているメイジー・ウィリアムズは二十歳を超えている。改めてシリーズの長大さを感じる。しかし、これだけは強く主張したい。脱ぐのなら見せろ。

サーセイの死に様がアッサリしていたのは残念だった。ジョフリーもアッサリしていたし、視聴者の溜飲を下げるためだけの過剰なサービスはしないのだろう。沢山のキャラクターが死んだ。童貞を捨てただけでイキりたおして迷惑をかけるデブにも死んでほしかった。アリザー・ソーンが誓いを守った高齢童貞だったのなら、簡単に性欲に屈したジョン・スノウに反発したのもうなずける話である。

不満はあるが、八年間に及ぶ長い長い物語を熱量を失わないまま終わらせたことは素直に感心する。大抵は途中で飽きたり、主要キャストと契約で揉めてめちゃくちゃになったりするものである。広げた風呂敷を畳むときには皺もできる。そういうものである。それでも畳まなくてはならなし、広げたまま終わったことになるよりは余程良い。

スノウがデナーリスを暗殺してスターク家が王位を簒奪したのはクーデターなので、ドロゴンを従えたアンサリードがスターク王朝に叛意する続編やってくれないかな。三十郎氏は人間ではなくドラゴンとおっぱいが好きなだけなのである。

ゲーム・オブ・スローンズ:シーズン8 (字幕版)

ゲーム・オブ・スローンズ:シーズン8 (字幕版)

  • 発売日: 2019/03/21
  • メディア: Prime Video
 
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