オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『赤い手帳』

Poupoupidou(Nobody Else But You), 103min

監督:ジェラール・ユスターシュ=マチュー 出演:ソフィー・カントン、ジャン=ポール・ルーヴ

★★★

あらすじ

ミステリー作家はどうしても自殺を殺人事件にしたい。

短評

自殺と断定された事件に対し、ミステリー作家が「これは事件だぞ。いいネタになる」と捜査に奔走する。この構図だけでもある種のコメディである。書けない作家は何でもする。彼の妄想オチにならなくて良かった。

感想

ヒロインのキャンディス・ルクールが自らの理想像であるマリリン・モンローに寄せていく内に死に様まで同じになる構成が面白い。ミステリーの道具としてマリリンの死を用いたというだけでなく、彼女の生き方にはその死に繋がる必然があったように感じられる。

「ププッピドゥ」はずっと貧乏神オリジナルの台詞とばかり思っていたが、マリリン・モンローが『お熱いのがお好き』で歌っている『I Wanna Be Loved By You』の歌詞なのか。

ヒロインを演じるソフィー・カントンが素敵なヌードを披露しているが、彼女よりも男たちが脱ぐ姿の方がたくさん映っている。それにしてもフランスの天気予報は卑猥すぎないか。ケーブルテレビのアダルトチャンネルが天気予報のパロディをしているようである。