オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『モスラ対ゴジラ』

Mothra vs. Godzilla, 88min

監督:本多猪四郎円谷英二 出演:宝田明、星由里子

★★

概要

モスラゴジラと戦う話。

短評

前作のキングコング戦に続き実質二連敗のゴジラ。これでいいのか、ゴジラよ。三十郎氏は君が噛ませ犬化する姿なんて見たくないぞ。

感想

モスラの成虫と幼虫はどちらの方が強いのだろう。ゴジラに退けられた成虫は寿命を全うする直前のご老体であるため、「ゴジラに勝った幼虫の方が強い」の一言では片付けられない。加えて幼虫は一体のゴジラに対して二匹で戦うという卑怯な連中である。成虫の鱗粉はゴジラに通用せず幼虫の糸が効果的だったことから、対ゴジラ戦に限定すれば幼虫のままの方が強いのかもしれない。しかし、そのためだけに羽化するなというのは無理な話である。

ゲスト怪獣とゴジラを戦わせるためにゴジラを誘導するという人間の役割が定着してきた。狙った場所に導けるのなら二作目のように氷漬けにしてはどうか。ガイド役だけではなく電流攻撃が一定の成果を収めるも、現場の意見を無視した上官の指示により作戦は水泡に帰する。よく分かってもいないくせに「いける!いけるぞ!」と調子に乗るお偉方ほど厄介なものはない。

思うにゴジラは敵に背中を晒し過ぎではないか。尻尾による攻撃が武器とは言え、こうも簡単に背後を取られていては勝てる戦いも勝てない。本作でも幼モスラに尻尾を噛まれて慌てる可愛い姿が見られるが、ゴジラに可愛さは求めていない。愛されキャラではあるが、愛される方向性が違う。

モスラ対ゴジラ

モスラ対ゴジラ