オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『ゲームの規則』

La Règle du jeu(The Rules of the Game), 106min

監督:ジャン・ルノワール 出演:ノラ・グレゴールポーレット・デュボスト

★★

概要

上流階級から召使いまで不倫したりされたりする話。

短評

1939年のフランス映画。フランス人は情熱的なのか、軽佻浮薄なのか、それともこれが博愛主義なのか。勃発寸前の第二次大戦などお構いなしに、上を下への大騒ぎで恋の駆け引きに興じている。

あらすじ

飛行機で大西洋を横断したアンドレはクリスチーヌに夢中。クリスチーヌは既婚者で、その夫ラ・シュネイ侯爵はジュヌヴィエーヴと不倫している。クリスチーヌはクリスチーヌで夫やアンドレとは別の男と懇ろになったりしている。そんな彼らが侯爵邸でのパーティーで一堂に会する。侯爵邸では召使いたちもまた寝とり寝取られ恋の遊びに興じている。大混乱である。ドタバタである。

感想

パーティーが終わり静寂が訪れるまでは、ひたすらドタバタしている。集団で狩りに赴いて銃を乱射し、余興で騒ぎ立て、女性を追いかけて屋敷の中を走り回る。登場人物たちは皆けたたましく喋り続ける。「こいつら一体何がしたいんだ…」と呆れ返っていると、滑稽な悲劇的結末が訪れる。

画面前方のメインの登場人物の後ろで他の登場人物が動く、画面内の奥行きや構図を上手く使った演出が印象的だった。