オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『ラスト・ウィークエンド』

Last Weekend, 94min

監督:トム・ドルビー、トム・ウィリアムズ 出演:パトリシア・クラークソン、ザカリー・ブース

★★

概要

湖畔の別荘で過ごす一族の週末。

短評

週末に家族が集ってギクシャクしながら過ごすけれど…というありがちな話。登場人物たちがそれぞれ悩みを抱えており、ドラマの焦点が定まっていない中、最後に母セリア(パトリシア・クラークソン)が、この映画の意図するところを全て台詞で説明する。

感想

「子どもが生まれると生活の全てを振り回されるのに、子どもたちは成長するといなくなってしまう。母親は損だ。私は何も変わってほしくないのに」と母の悲哀を語るわけである。

ところが、このセリアという女性は自己中心的で「お前が言うか」という気分にさせられる。一方、寡黙に全てを受け容れる夫には「あんたも大変だな」と同情する。

夕陽を眺める女性が「窓が額縁になって絵画みたい」と言う。写真撮影にも使えるテクニックである。

恋人の家を訪れて、シャワーを浴びながら気持ちよく歌っていると、外で恋人の母が歌を聞いている。しかも感動して涙を流している。凄いシチュエーションである。