オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『華氏451』

Fahrenheit 451, 100min

監督:ラミン・バーラニ 出演:マイケル・B・ジョーダンマイケル・シャノン

★★

概要

本を燃やす話。

短評

HBO製作のテレビ映画。ドラマではこれでもかというくらいにおっぱいを見せて、三十郎氏の生物学的・人類学的関心を充足させてくれるHBOだが、本作におっぱいは出てこない。HBOのおっぱいは2話以降も男性視聴者を引っ張るための戦略で、続きのない映画なら関係ないのか。

感想

現代において紙の本を燃やすだけでは流石に意味がないと思ったのか、本作ではHDDも燃やす。華氏451度よりも高い温度でなければ燃えないだろうが、気にするようなことではない。それよりもネット通信があるのなら無限に拡散可能で、燃やしても意味がないだろうと思う。

主人公の焼火隊員モンターグ(マイケル・B・ジョーダン)が、自分の仕事に疑問を持ってレジスタンスに手を貸したというよりも、美人のクラリスソフィア・ブテラ)とイチャつきたいというリビドーに負けたように見えたのは、三十郎氏がソフィア・ブテラのファンだからか。

レジスタンスは、紙の本が燃やされた時に備えてデータを拡散する。しかし、拡散されるデータもまた人為的に選別された価値ある文章であって、表現の自由と呼べるのかは疑問が残る。三十郎氏の文章のような価値無きものはいずれにせよ消失する。

本作ではYUXIEというAlexaのように音声で操作する端末がそこかしこにある。三十郎氏は音声操作に恥じらいを感じるので導入するつもりはない。映画でよく見る科学者のビデオ・ログや、記者や作家のボイス・レコーディングはアメリカに特有なのだろうか。日本の科学者や記者も同じことをするのだろうか。紙とペンを使ったアナログなメモが主体で、せいぜいたまにスマホにメモする程度の三十郎氏にはついていけない。