オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『ANNIE/アニー』

Annie, 118min

監督:ウィル・グラック 出演:ジェイミー・フォックスクヮヴェンジャネ・ウォレス

他:ラジー賞最低リメイク・パクリ・続編賞

★★

概要

孤児の少女が富豪に気に入られて勝ち組に転じる話。

短評

大恐慌時代の話を現代に置き換えた映画。ブロードウェイの人気ミュージカル三度目の映画化だが、三十郎氏は初見である。

感想

人物描写が薄っぺらく、どのキャラクターにも魅力が感じられなかった。アニー(クヮヴェンジャネ・ウォレス)はただのこまっしゃくれたガキで、スタックス(ジェイミー・フォックス)の心境変化もありきたりかつ描写が雑である。古典的王道と言える物語なのでありきたりなのは構わないが、キャラクターの魅力の欠如はいかんともしがたい。アニーが文字を読めないというエピソードも、普通に学校に通っているので悲惨さを感じず響かない。これでは単なるシンデレラストーリーである。

あれだけ会いたがっていた本物の両親はどうなった。通信会社の経営するスタックスの悪の要塞的設備を利用して探すようなシーンがあるのに、その後は音沙汰なしである。富豪男と裕福な暮らしができるからって簡単に諦めるな。

アニーと偽両親の再会を選挙に利用しようとしたガイ(ボビー・カナヴェイル)は、何故ハニガン(キャメロン・ディアス)と共謀したのか。この作戦にハニガンの協力は必要ない。一人で進めておけば目論見が露見することはなかっただろう。

ソニーの出資している映画でプロダクト・プレイスメントを皮肉るというのは、洒落がきいている。

エンドロールで流れる『Tomorrow』の発音に違和感があったが、平井堅が歌っているとのことである。

orphanとfoster kidの違いにこだわっていたが、親の生死の違いらしい。

アニー (字幕版)

アニー (字幕版)