オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『20 センチュリー・ウーマン』

20th Century Women, 118min

監督:マイク・ミルズ 出演:アネット・ベニングエル・ファニング

★★★

あらすじ

思春期の少年を育てる女性たちの話。

短評

原題のWomenは「ウーマン」ではなく「ウイミン」。複数形である。母ドロシー(アネット・ベニング)だけではなく、同居人のアビー(グレタ・ガーウィグ)や幼馴染のジュリー(エル・ファニング)らとの関わりの中で少年は成長する。

感想

ドロシーに限らず、アビーやジュリーもまた20世紀を生きた女性である。世代や生い立ちの違いから、彼女たちはそれぞれに価値観や考え方が異なる。時には受け入れがたい価値観の違いもあるが、価値観の違う人も受け容れるのが寛容さというものである。

少年は多様な価値観に触れ、揉まれて成長する。それでもやはり母の存在は特別である。

エル・ファニングがみたいな美少女が幼馴染で、格好いい歩き方や煙草の吸い方を指南してくれたなら、それはもう大変に素敵なことだろうが、毎晩お預け食らって「中出しされた、どうしよう」なんて相談されるのは地獄かもしれない。

アビーがジェイミーに読ませたフェミニズムの本には、女性の快感のために必要なのは、陰茎の挿入ではなく陰核への刺激なんてことまで書いてある。15歳の高校生に読ませる課題図書の内容としては刺激が強すぎるような気もするが、活かすも殺すも本人次第である。

アビーの使っているカメラは、二コンF2 フォトミックASとのこと。