オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『AAAH!ゾンビーズ!! 俺タチだって生きている』

Aaah! Zombies!!(Wasting Away), 90min

監督:マシュー・コーネン 出演:マシュー・デイヴィスジュリアナ・ロビンソン

★★★

概要

ゾンビが見る世界。

あらすじ

軍の実験により誕生したゾンビや、試験薬の流出により誕生したゾンビ。彼らは自分たちがゾンビだと気付いていない。それどころか、実験は成功し超兵士になったと勘違いしている。自分たちを襲ってくる周囲の人間こそが、実験に失敗した超兵士のなり損ないに見えている。

感想

この素敵な勘違いのアイディアそのものと、それを実現させる演出が良い。生者の視点では世界はモノクロだが、ゾンビの視点だとカラーになる。ゾンビの視点の方が普通の世界に見える点に意外性があるし、生者から見たゾンビはモノクロで迫力が増す。ゾンビ視点では生者たちの動きが早送りになっていて、ウスノロのゾンビから見た世界をよく表現している。正に逆転の発想である。

発想や演出は素晴らしいが、物語の展開や映像、演技はアマチュア・レベル。特に主人公たちがゾンビに変貌するシーンの動きは酷い。序盤で一通り笑った後は、飽きて退屈するのも事実である。

ゾンビ同士のキスシーンでは、唇がくっついてもげれば面白かったのではないかと思う。