オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『お嬢さん』

아가씨(The Handmaiden), 144min

監督:パク・チャヌク 出演:キム・ミニ、キム・テリ

★★★

概要

御令嬢と偽侍女のラブ・ストーリー

あらすじ

舞台は日本統治下の朝鮮半島。秀子の財産を巡り、二転三転する騙し合いが描かれる。

感想

気持ちよく騙された。世間知らずの無垢なお嬢様なんていう存在は、世間知らずの阿呆男による都合の良い妄想だと気付かされる。そんな阿呆男の抑圧から逃れる女たちの知略は、実に痛快である。

二転三転するプロットそのものもサスペンスとして見事だが、最もサスペンスフルなのは秀子が藤原伯爵にワインを飲ませるシーン。「伯爵が自ら飲むのか」「いつ飲むのか」「どうやって飲ませるのか」。たった一つのシチュエーションにこれだけのスリルが詰まっている。

アデル、ブルーは熱い色』のような熱烈な女性同士の交合が見られる。眼福である。とても大胆な演技だが、クッタニやジュンコといったおっぱいちょい見せの脇役たちの方が良いおっぱいをしている。

三十郎氏の好物であるエロサスだが、エロばかりが頭に残って、物語の印象は薄れるのが弱点である。

Hentaiアイテムの極みたるグロテスクな大タコが登場する。残念ながら期待通りの働きはしてくれなかった。あんなことやこんなことになるかと思ったのに。

熱帯』に出てきたものの読み方が分からずそのままにしていた「稀覯本」の読み方が分かって良かった。

お嬢さん(字幕版)

お嬢さん(字幕版)