オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『デューン/砂の惑星』

Dune, 136min

監督:デヴィッド・リンチ 出演:カイル・マクラクラン、スティング

★★

概念

スパイスを巡って宇宙的規模で争う話。

概要

アレハンドロ・ホドロフスキーが映画化を断念し、デヴィッド・リンチが自身も失敗作と認める本作を作り、次はドゥニ・ヴィルヌーヴが映画化を企画している『デューン』。

一体何が世の映画製作者たちをそこまで惹きつけるのだろうか。とにかく壮大な世界観があるらしいことだけは分かった。心の声を聞かせるというリンチらしからぬ説明的なことをしても、設定が追い切れないくらいには壮大かつ複雑である。長大な物語をコンパクトにまとめてしまったダイジェスト版と叩かれたらしいので、分からなくて当然と言えば当然である。ヴィルヌーヴ版はどの程度親切に作られるのだろう。

リンチらしい奇怪なヴィジュアルだけは、見て損はない。

『帝国の逆襲』のスペーススラッグが本作のサンドワームに似ていたり、原作の『デューン』は様々な作品に影響を与えた伝説的SF小説らしい。それでも原作を読んでみたいという気にはならなかった。三十郎氏は自分の経験に学ぶ男である。かつて『ハイペリオン』の第1章で挫折した苦い思い出が蘇る。

デューン (字幕版)

デューン (字幕版)