オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『ハンナ』

Hanna, 111min

監督:ジョー・ライト 出演:シアーシャ・ローナンエリック・バナ

★★★

概要

金髪碧眼の美少女は最強の暗殺者。

あらすじ

雪深い森の中で最強の兵士として父エリック(エリック・バナ)に育てられたハンナ(シアーシャ・ローナン)。「時は来た。ここを出ていく準備は出来た」と言うハンナに対し父はあるスイッチを渡す。父曰く「スイッチを押せばここから出られる。スイッチはマリッサ(ケイト・ブランシェット)に繋がっている。後は彼女を殺すか彼女に殺されるかだ」。よく分からないが、当然ハンナはスイッチを押す。

感想

シアーシャ・ローナンが可愛い。プラチナブロンドの髪に加え、眉毛までブロンドなので浮世離れした感じがエルフっぽい。とても強くて可愛い女の子が敵をなぎ倒していくのだから楽しいに決まっている。彼女はアイルランド系だが、北欧美少女はこんな感じなのだろうか。北欧に移住したい。来世があるのなら北欧に生まれたい。トナカイに生まれ変わって北欧美少女に食べられても構わない。

ケミカル・ブラザーズのゴキゲンなトラックに乗せて、ハンナは敵をバッタバッタと打ち捨てる。格好いいし、可愛いしで頭がおかしくなりそうである。映画冒頭の「心臓外しちゃった」→バンッ!からモロッコの施設脱出までの流れは完璧である。

残念なのは、ピークが序盤に来てしまっていること。脱出シーン以降のアクションは少な目。ベルリンのバスターミナルでエリックがワンカット長回しの戦闘に挑むシーンも良いが、見たいのはハンナのアクションである。

初めて外界に出たハンナが戸惑ったり、奇怪な行動をとる様子も可愛い。バランスが大切なことも重々承知している。それでも、もう少しアクションが多くても良いのではないか。

女の子が強い映画は他にもある。本作の良さは、その強さに裏付けがある点。ハンナは人間兵器として開発され育てられている。主人公だからという以外に何の理由もなく、とりあえず強くしときました的なヤングアダルト小説のヒロインとは違う。キャラクターの背景こそが強さを魅力的なものにする。

マイルズ少年の愛用するカメラがニコンFM2である。趣味が良い。

ハンナ (字幕版)

ハンナ (字幕版)