オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『スリザー』

Slither, 95min

監督:ジェームズ・ガン 出演:エリザベス・バンクスマイケル・ルーカー

★★★

概要

エイリアンに寄生された男の話。

短評

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン初監督作品。スタジオ側がコントロールを強化するために無名の監督を選んでいるものとばかり思っていたが、三十郎氏が無知なだけで意外にちゃんとしたキャリアがあった。

感想

作風はこの頃から完成されているように感じる。ポップ・ミュージックの使い方や笑いのセンス(主人公が自分を格好良く見せるための嘘をつくシーンはピーター・クイルそっくりである)、過去の映画のパロディやオマージュといった“らしさ”がそこかしこに見られる。ヨンドゥ役でお馴染みのマイケル・ルーカーも触手を武器に遠隔攻撃で大暴れしている。

エイリアンに寄生された人間のぐちゃぐちゃに爛れた肌や、チ◯コ蟲的なエイリアン、真っ二つに切断された人体などグロテスクな要素が多いが、襲う側も襲われる側もどこか抜けていて、怖がらせるつもりはないので安心して笑える。

エルム街の悪夢』のパロディで湯船に浸かる女性の股間にエイリアンが忍び寄るシーンがある。エイリアンは陰茎的形状をしているので、鉤爪よりも直接的で下品である。おまけにエイリアンは口からの侵入を試みるので、それはもうそういうことである。

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