オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。

『フレイルティー 妄執』

Frailty, 100min

★★★

あらすじ

狂った父と二人の息子の話。

感想

自動車修理工の父に、二人の息子フェントンとアダム。早くに母を亡くしながらも三人は幸せに暮らしていた。彼らの幸せは、ある夜に音を立てて崩れる。父が眠っている息子たちを起こして告げる。父曰く「天使からお告げがあった!悪魔を殺すぞ!」。殺人一家の誕生である。

物語は大きくなったフェントン(マシュー・マコノヒー)が、連続殺人事件の捜査を手掛けるドイルに「弟のアダムが犯人だ」と告げ、その理由として上記のような過去を語る。明らかに信頼できない語り手なので「こいつの言っていることは怪しいぞ」と観客は気付く。ドイルも簡単に矛盾に気付くので単純な叙述トリックではなくなり、そこから更にひっくり返してくる。

二度目のどんでん返しの内容は「これはありなのか?」と思わせられる内容。三十郎氏的には無しである。ただし、予想していない展開だったためどんでん返しとしては見事。

善良そうな父が唐突に狂って使命感に駆られる様子は怖い。

Frailtyは、意志の弱さは弱点の意味。