オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。なお、実態はほぼ映画である。

『森見登美彦の京都ぐるぐる案内』森見登美彦

概要

森見登美彦氏の作品に登場するスポットを紹介する本。エッセイもあるよ。

感想

森見作品の聖地巡礼をするのなら必携の一冊。しないのならば、大した価値はない。熱心なファンを対象としているが、熱心なファンならば本書を読まずとも聖地は頭の中に入っているという矛盾した状況もありうる。

地図が分かりやすいので、通りの名前と位置関係は頭に入れておくとよい。三十郎氏は何度となく地図を眺めているが、鳥頭なので自分で歩いた場所以外はすぐに忘れる。

大半の場所は作中に登場するので自分でも調べられるが、お勧めスポットとして作中に出てこない場所も紹介されている。「小松うどん店」や「ハイライト」は作中には出てこないと思う。

サカネユキ氏による淡い感じのする写真が印象的である。エッセイの中で70年以上前のカメラとあるのでフィルムなのだろうが、PCで似た感じに仕上げられないものか。できれば有料のLightroomではなく無料のCapture NX-Dで。登美彦氏は左斜め上を向いて写真に写っていることが多い。決め角度なのか。

本書の発売は2011年6月。『聖なる怠け者の冒険』と『夜行』が「Coming Soon!」と紹介されているが、Soonではなかったのが哀愁を誘う。

森見登美彦の京都ぐるぐる案内 (新潮文庫)

森見登美彦の京都ぐるぐる案内 (新潮文庫)