オーガナザイズド

三十郎氏は映画とカメラと旅について語りたい。

『英雄の証明』

Coriolanus, 123min

★★★

あらすじ

ローマの将軍が執政官となり追放され復讐し殺される話。

感想

シェイクスピアの最後の悲劇らしい。およそ教養と呼ぶべき知識を持たず四大悲劇の他は『ロミオとジュリエット』と『ヴェニスの商人』しか知らない三十郎氏には馴染みのない作品である。高校生の頃は『ロミオとジュリエット』を四大悲劇の一つだと思っていた。

舞台を現代にアレンジしているのは、現代でも通用するテーマだと示す狙いもあるだろうが予算の面でも好都合なのだろう。一対一の決闘などは現代戦にはそぐわないので、もっと大幅なアレンジがあっても良かったのではと思う。一方でマーシアスの追放が告げられる裁きの場が、テレビの収録スタジオというのは面白い。

出演者たちが一様に舞台的で気合の満ち満ちた力強い演技をしている中、マーシアスの妻ヴァージリアだけが自然な演技に近いのが却って印象的。演じているのはブライス・ダラス・ハワードと見分けのつかないジェシカ・チャスティン。

英雄の証明(字幕版)

英雄の証明(字幕版)